ドイツのドルトムントにあるコーヒーロースタリー「Neues Schwarz」でブラジルの豆を買う【サントゥアリオ・スル農園 / スーダンルメ】

今回はNeues Schwarzというコーヒーロースタリーの豆を買ってみました。

Neues Schwarzは英語にすると”New black”。高品質なスペシャルティコーヒーの豆を取り扱うので「新しいブラックコーヒー」といったような意味合いでしょうか。(たぶん)

だとしたら結構センスあるかっこいい名前だと思いませんか?

このコーヒーロースタリーはドイツのドルトムントという都市にあります。

自分は全く知識がありませんが、フットボールが好きな方なら有名な地名なのかもしれません。日本人サッカー選手も多く活躍しているよう。

ドルトムントについて知らないのになぜここのロースタリーを知っているのかと言いますと、知人にここのコーヒー豆を飲ませてもらったのがきっかけ。

以前に「El Paraiso」というコロンビアのゲイシャ、ウォッシュドプロセスの豆を飲ませてもらいました。

で、これがもうぶったまげるくらい美味しくて。

ゲイシャ自体は今まで何度か飲んだことがあったんですが、これはもう別格でした。コーヒーと言われずに飲んだらコーヒーだとは気づかないレベル。

フルーティで非常に透き通った味わい。

基本的に自分はナチュラルやアナエロビコなどを好むんですが、このゲイシャをきっかけにウォッシュドの魅力に取り憑かれました。

そんなこんなでNeues Schwarzの存在を知り、実際に豆を買ってみたという次第です。

それでは今回買った豆を紹介。

『Santuario Sul』
Tasting Notes: Red grape, tropical fruit, ginger

  • Origin: Brazil, Sul de Minas
  • Height: 1380 – 1430m
  • Variety: Sudan Rume
  • Process: Anaerobic fermentation
  • Producer: Luiz Paulo Dias Pereira Filho

ブラジルはスル・デ・ミナスにあるサントゥアリオ・スル農園の豆。

“Santuario Sul”の文字の下に小さくSpecial Editionと書かれています。

このシリーズの一つ前が先ほどお話したゲイシャの豆でした。

そのゲイシャに次ぐシリーズの豆ということで、その品種となるのがこの「Sudan Rume」(スーダンルメ、スーダンルーメ)。

Rume Sudan(ルメスーダン)とも呼ばれたりするこの品種はアフリカ北部のスーダンで発見された品種でブルボン系の原生品種と言われています。

そしてもう一つ、この豆でキーワードとなるのが「サントゥアリオ・スル農園」。

Santuario Project(サントゥアリオ・プロジェクト)というものがありまして、コロンビアにあるサントゥアリオ農園主のカミーロ・メリサルデ氏が立ち上げました。

高品質なコーヒー豆を生産するプロジェクトであるこのサントゥアリオプロジェクトはコロンビアに始まりブラジル、コスタリカと現地の生産者と協力しコーヒー生産に取り組んでいます。

そしてそのブラジルでタッグを組んでいるのがCarmo Coffees(カルモコーヒーズ)のルイス・パウロ氏。

カミーロ・メリサルデ氏とルイス・パウロ氏がプロデュースした、まさにSpecial Editionのコーヒー豆というわけですね。

というわけで実際に飲んでみたんですが、非常に美味しい。

グレープやトロピカルフルーツの味わい。アナエロビコということもあって個性が爆発してます。

Neues Schwarzはたくさんの種類の豆を取り扱っているので非常におすすめ。また、ドルトムントという土地柄もあってかベルリンのロースタリーで買うより安い気がします。

https://www.neuesschwarz.de/

ロースタリーだけでなくコーヒーショップとしてコーヒーも提供しているようなので、お近くに住まれている方は訪れてみるのもいいかも。(うらやましい)

最後にご紹介するのはDJ、ビートメイカーなど様々な肩書きを持ち活躍するTaylor Mcferrin(テイラー・マクファーリン)。父であるBobby McFerrin(ボビー・マクファーリン)は知っている方も多いかも。

この曲『Now That You Need Me』が収録されているアルバム『Love’s Last Chance』おすすめです。