Audibleの朗読で19世紀末英国ロンドンの世界へ【英語でシャーロックホームズ】

淹れ方の種類【透過法と浸漬法 / 一杯の珈琲ができるまで #6】

前回のコーヒーのグラインドに引き続き、今回は抽出方法、淹れ方の種類について。

抽出方法は大きく三つに分けられます。

Drip Filter Brewing(透過法)

Drip Filter Brewing(透過法)は挽いた豆にお湯を通し、濾過させることによって抽出する方法です。

Pour-over(ポアオーバー)

カタカナで”プアオーバー”と表記する場合もありますが、プアだと”poor”な感じがするのでポアオーバーと書きました。(どっちでもいいけど)

日本でいうところのドリップコーヒーです。

上からお湯を注いでフィルターを通し、ろ過する抽出方法になります。

紙を使ったペーパードリップ、布を使ったネルドリップや金属フィルターを使ったものなどいろいろあります。

ペーパードリップでもたくさんの種類がありますが、海外で主流なものといえばハリオのV60、あとはカリタのウェーブドリッパーですかね。

あとはChemex(ケメックス)もありますね。

Chemexは最近新しく出た淹れ方のように思われがちですが、実は歴史は古く一昔前のアメリカ映画の家庭のシーンで普通に出てきたりします。

フィルターが厚すぎるのと、フィルターで密閉されてしまう構造のせいでうまくお湯が落ちなかったりするので性能的に難点もあります。

Moka Pot(モカポット)

Moka Express(モカエクスプレス)ともいいます。日本だとマキネッタといったりしますね。

モカポットは沸騰した水の蒸気圧によってコーヒーを抽出する方法になります。

ぼくも昔使ってましたが、手軽にコーヒーが作れていいですよね。

Immersion Brewing(浸漬法)

一方でImmersion Brewing(浸漬法)は挽いた豆を一定時間お湯に浸して抽出する方法です。

French Press(フレンチプレス)

フレンチプレスは安定して同じ味が出せる抽出方法としてよく紹介されますね。

挽いた豆をお湯に浸して抽出し、その後豆を分離させる方法です。

フレンチプレスはカッピングに最も近い淹れ方になるので、より豆本来の味(良い部分も悪い部分も抽出されるという意味で)を感じることができます。

あと余談でバリスタ的裏技なんですが、フレンチプレスはフォームミルクも作ることができます。(お店ではやらないですよ)

なのでプレンチプレスを持っていると家でラテアートの練習ができたり、ラテやカプチーノも飲めます。(けっこう荒技だけど)

ラテやカプチーノといったらこの人、Dritan Alsela

Syphon(サイフォン)

サイフォンは海外ではVacuum Pot(バキュームポット)とも呼ばれます。

水の蒸気圧を利用して抽出する方法になります。

個人的にサイフォンは日本の喫茶店のイメージが強いですね。サイフォンでコーヒーを出す店によく行ってました。

海外でもアメリカを中心に注目されつつあるらしいですが、正直イギリスではほとんど見かけたことないです。

Cold Brew(コールドブリュー)

出典:Origin Coffee

日本ではアイスコーヒーがありますね。

カフェや喫茶にいってアイスコーヒーがなかったらびっくりしますよね。そのくらい一般的に飲まれるものです。

一方イギリスには元々アイスコーヒーのような冷たいコーヒーを飲む文化がありません。(地理的要因なのかな?)その代わりにCold Brewなどがあります。

Cold Brewは水に長時間浸して抽出する、いわゆる水出しコーヒーです。

Cold BrewとIced Coffee(アイスコーヒー)は一緒だと思われがちですが、一般にIced Coffeeとは文字通りドリップで淹れたコーヒーを氷で冷やしたものなので別物になります。

またCold Brewは独特な味わいなので好みが分かれます。

今でもイギリスではカフェによって冷たい系のコーヒーを一切販売していない店が普通にあります。

エスプレッソマシーンあるならIced AmericanoとかIced Latteくらい作ってくれればいいんですけどね。笑

透過法+浸漬法

Espresso(エスプレッソ)

出典:PAULIG BARISTA INSTITUTE

エスプレッソは透過法ともエスプレッソ方式ともジャンル分けされ、ややこしいので無理やりここにぶちこみました。

簡単に説明すると、細挽きの豆を圧力をかけて短い時間で抽出する方法です。

エスプレッソはクレマができたり、+ミルクで名前の違う飲み物(ラテやカプチーノなど)になったりと、これまで説明してきた他の抽出方法とは仕上がりや性質自体が異なるので別で詳しく書く予定です。

Aeropress(エアロプレス)

北欧では定番のエアロプレス。もう単純に見た目がかっこいいですよね。

はじめはドリップのようにお湯を注ぎ、その後浸透させてから空気の圧力で抽出するので透過法と浸漬法の両方の要素を持ちます。

細挽きの豆を使用し圧力をかけるのでそういった点ではエスプレッソに近い要素もあります。そんないろいろな特徴を持ち合わせているのがエアロプレスです。

上でさらっと淹れ方を紹介しましたが、エアロプレスは淹れ方自体にもいろんなバリエーションがあって大会も行われています。

最初のうちはエアロプレスとフレンチプレスは見た目が似ているので違いがわからなかったりしますが、以上のことから構造も抽出方法も全く異なります。

Clever Dripper(クレバードレッパー)

台湾発のクレバードリッパー。使ったことある人ならわかると思いますが、初めて試してみたとき感動しますよね。なんだこれ!みたいな。

お湯を注いだ後しばらく浸透させます。時間が経ったらドリッパーをサーバーやカップの上に置くと塞がれていた穴が開く仕組みになっていて、コーヒーが自動的に注がれます。

透過法の要素も持ちつつ、浸漬法の要素が強いので、Pour-overよりも安定して淹れることができます。

ということで今回は淹れ方の種類についてまとめてみました。

また、家でもできておすすめのものにはリンクを貼っておきました。

いずれそれぞれの淹れ方について詳しくみていけたらなと思います。