突然ですが、タイトルにもあるようにロンドンからベルリンへと引っ越しました。
ここでYMSでの約二年間に及ぶロンドン生活の振り返りやなぜドイツに来たのか、またその経緯についてなんかを書きたいところなんですが、おそらくこの記事を読まれる多くの方が気になる点はそこではないでしょう。
「え、今ドイツワーホリ申請して入国できるの?」というところですよね。
なので今回の記事ではドイツワーホリ申請についてその過程をまとめてみたいと思います。
ドイツワーキングホリデーの現状
ここ最近のワーホリまわりの話はネット上でいろいろと書かれていますが、現状基本的に日本人はドイツワーホリを申請できない状況にあります。
この「基本的に」というところがポイントで日本に住んでいて日本から申請することはできないんですが、海外在住で海外から申請するのは可能な場合があります。
自分はこのケースに当てはまっていてイギリス在住であったため、イギリスから申請することができました。(住んでいる国によっては受け付けてない場合があるかと思います)
イギリスからドイツワーホリを申請する方法
海外からワーキングホリデーを申請する場合はその国にある大使館から申請することができます。今回の場合でいうと、ロンドンにあるドイツ大使館ですね。(エジンバラにある領事館でも可)
ここで気になるのが必要書類。
日本人の必要書類には誓約書であったり往復航空券の所持(ない場合は残高証明として倍の€4,000必要)など他の国籍の人にはない特殊な要件がありますよね。
自分の場合は在英ドイツ大使館のページに必要書類が書かれていたのでそれに沿って準備しました。
参考 Working Holiday VisaGerman Embassy London and Consulate General Edinburgh
このページにある「Info Sheet」をクリックするとドイツワーホリの概要及び詳細がチェックできます。
ちなみにその必要書類がこちら。
- One recent passport size photograph (colour, white background)
- Original passport (validity has to exceed your stay by at least 3 months)
- CV (in English or German)
- Individual letter stating your personal motivation to participate in the programme.
- Proof of incoming medical insurance, valid in Germany, for the duration of your stay. Travel insurance is insufficient.
- Proof of sufficient funds to cover your living expenses in Germany for the first three months of your stay, i.e. a monthly equivalent of € 853 in GBP. Accepted evidence of funds are recent bank statements or a formal sponsorship (Verpflichtungserklaerung) with proof of income of your sponsor.
- Visa fee equivalent of € 75 in GBP
上から順にみていきましょう。
写真とパスポートは共通ですね。写真はロンドンの街中にある証明写真機「Photo Me」で用意しました。(好きなだけ撮り直しできるのでおすすめ)
CV(履歴書)と志望動機というのは確か日本人にはないのかな。場合によっては追加書類として必要になることがあるらしいけど。
念のため自分はどちらも用意しておきました。
続いて保険。
これに関してはwasabiさんの記事を参考にさせていただきました。
参考 ドイツ・ワーホリ申請に私が使った「医療保険」を紹介!WSBI
Care Concept(ケアコンセプト)のCare College Comfortプランと損害賠償責任Type Mですね。
続いて残高証明。
日本の銀行って残高証明書を発行するの大変じゃないですか。発行料を支払う上に時間もかかりますよね。
イギリスの銀行はアプリを開いて一発です。所要時間約10秒、PDFですぐ印刷できます。なので問題なし。
あと最後に申請料として€75と書いてあるんですが、ここは日本人であることが適用されて請求されませんでした。(ちなみに現地申請だと払った人もいるみたい)
あと航空券に関しても何も聞かれなかったです。(したがって「残高€4000ルール」もない)
ワーホリ申請の流れについてなんですが、これは日本から申請するのと変わらないと思います。
まずは大使館の予約をします。
先程貼ったリンクのページにある「Apply for a visa」から進んでいって予約できます。
申請できるのはイギリスでResidence Permitを持っている人が対象です。(一応applicants without residence in the United Kingdomのページもあるんですが、たぶん今は予約できないようになっているはず)
後日、必要書類を持参して大使館に行き、手続きを行います。
あとはビザが貼られたパスポートを待つのみ。
今ドイツに入国できるの?
イギリスではドイツワーホリの申請を受け付けており、無事発行してもらうことができました。
これからが本当の山場。入国です。
一応自分の場合は入国できたんですが、体感としてはかなり厳しいです。(日本人でもUKやEU在住かつ観光目的での短期滞在、もしくはビジネス目的だったら別ですが)
飛行機を降りて通路を抜けたすぐの場所で入国審査が行われていたんですが、多くの人がスルスルと通過していくなか自分は止められました。
イギリスでのResidence Permitを提示したり、渡独の目的やドイツでの仕事の有無などいろいろと聞かれ、なるべく堂々とハキハキと答えました。(ここであたふたしてしまうといくらビザがあっても弾かれてしまうかも)
その後3〜4分ものあいだ誰かと電話をし、ようやくスタンプを押してもらえました。
最後に
というわけで海外(イギリス)からのドイツワーホリ申請方法、及びドイツ入国体験談でした。
正直このタイミングでドイツワーホリを申請してしかも入国できたというのはかなりラッキーだったなと思います。
というのも申請するにあたりいろいろとググったりTwitterなどで情報収集してみたんですが、ワーホリに関する情報はほとんど得られませんでした。(そもそもこの時期に申請する人が少ないっていうのもあるかも)
ただ人によっては「さらっと入国できちゃいました」みたいな方もおられるようなので結局は入国審査の対応をするスタッフ次第っていうのもあるのかなと。(これはもう海外での手続きあるあるですね)
全員が全員このように上手くいくかは定かではないので保証はできないんですが、現在UKもしくはEU在住で挑戦したい人にとって参考になればなと思います。
今回紹介するのはアメリカのロックバンド、Styx(スティクス)の『Come Sail Away』。新たな門出にぴったしの一曲。