Audibleの朗読で19世紀末英国ロンドンの世界へ【英語でシャーロックホームズ】

住む国が変わればそれに応じて言葉選びや表現の仕方など英語の話し方も変化するという話

さてさて。イギリスからドイツにやってきて身の回りだけでなく自分自身にもいろいろと変化を感じているわけですが、今回取り上げるのも最近気づいた変化のうちの一つ。

それはずばり、「英語の話し方や話している時の意識などが変わったな」と。

よく書籍なんかでも「ネイティブがよく使うフレーズ」とか「ネイティブがよく使う言い回し、表現集」みたいなのってありますよね。

こういった書籍の中にはいわゆる普通の参考書などで勉強していては出会わないような表現、フレーズなんかが学べたりして、映画やドラマで見聞きしたり実際の英会話なんかでも使えたりと非常に為になります。

自分もこういった書籍は好きで昔よく買っていました。

が、「今は特に必要ないかも」と感じるようになりました。

というもの、ネイティブが使うようなフレーズや言い回し(ここではその中でも普通に勉強していては知り得ないような表現のことを指しています)って対ネイティブにしか使えないんですよね。

どういうことなのか、これから説明します。

英語圏の国から非英語圏の国へ

自分はこないだまでイギリスで生活していました。

まぁロンドンは外国人多いのであれですけど、英語が公用語なわけで英語ネイティブの方が多くを占めます。

なのでこういった母国語が英語の国だと相手は英語ネイティブなのでこういった書籍で学んだフレーズなんかも使えば理解してもらえるし実用的といえます。

さて、その後私はドイツへとやってきました。

ベルリンは外国人が多いとはいえ、ロンドンほどインターナショナルとは言えません。(ロンドンだとたくさんの外国語を耳にする)

やはりドイツ人の方々が多いです。

そして、ドイツは当然ドイツ語なわけで、英語ネイティブではありません。

なのでドイツで英語で会話する場合、お互い非ネイティブとなります。(本来ならドイツなのでドイツ語を話すべきですが、自分は話せないので仕方ないという前提のもとに書いてます)

この環境の変化に伴い、感じたことが二つあります。

まず一つ目が非英語圏だと対等に話せるような感覚があるということ。

イギリスだと相手が英語ネイティブなので会話する上で必然的に相手の方が有利な立場にいるというか、勝てないですよね。(会話中勝ち負けなんて意識しないですけど事実そう)

しかしドイツだと、英語に関してはお互い非ネイティブなので言語のレベルがかなり近くなり、対等なレベル感で会話することができます。

これはずっと英語圏で生活していたらなかなか感じることのできない感覚だと思います。(旅行とかでもあるのでこれは多くの方々に共感してもらえるはず)

そして二つ目。

先ほど「ドイツではお互い非ネイティブだから対等なレベル感で話せる」と書きましたが、しかしそれぞれ英語力が異なるわけで。

英語力を磨いている(もしくは磨いた)人たちもいれば、英語には関心がなくあまり上手ではない、もしくは全然話せない(もしくは話そうとしない)なんて人もたくさんいます。

つまり、会話をする上で自分が相手のレベルに合わせる、みたいな英語圏では絶対に起こり得ない状況も生まれるわけです。

なのでこっちに来てからは(もちろん話す相手にもよるんですが)なるべくシンプルかつ相手に確実に伝わるような表現などを使うように心がけています。

理由は単純で、下手にネイティブな表現を使っても通じないから。(結局言い換えることになり二度手間)

英語圏で生活するのとはまた違った意味で英語力が鍛えられそう。(早くドイツ語習得しろよって話なんだけど)

また、結局のところ地球単位で考えると当然英語圏よりも非英語圏の方が多いわけで。あまりネイティブフレーズばかりを覚えても意外と使う場面がないというか、だいぶ限られてしまうんじゃないかな、と思います。(英語圏限定に絞ってこれから住もうと思っている、もしくはもうすでに住んでいるという人は別として)

なので、すでに「英語話せるよ」っていう人が対ネイティブ用でこういった本に手を出すのであれば効果があると思うんですが、まだあまり話せない、まだ表現力がないって人はまずは普通の表現から学んでいった方がいいのかな、と感じます。

最後に

というわけで、住む国が変わればそれに応じて言葉選びや表現の仕方など英語の話し方も変化するという話でした。

厳密にいうと「住む国」っていうよりも「話す相手」ですね。

「ネイティブが使うフレーズや言い回し」ってすごい惹かれますが、使える場面は対ネイティブに限定されてしまう場合が多いし、意外とあまり使えないかも。

まぁそんなこといいつつも、実際自分が使う使わないは関係なく「多くの表現を知っておく」というのは当然良いことで。

実際の英会話や映画、Youtubeなどを見てその都度吸収していくのもいいですけど、その方法だとどうしても行き当たりばったりで掻い摘んで学んでいく形になってしまいますよね。

その点書籍だったら包括的に学べるので効率的。

実用性の有無だけでなく自分のように好きで英語を学んでいる方もたくさんいるのでネイティブフレーズを学んでおくのも全然ありだと思います。

今回紹介するのはスコットランド出身エレクトロニック・ミュージック・デュオ、Boards of Canada(ボーズ・オブ・カナダ)の『Happy Cycling』。自転車大国ドイツにぴったり。