久しぶりの更新。
ついこないだツイッターを見ていたらオランダ、アムステルダムに留学している日本人学生が現地で詐欺にあってしまったというツイートを発見。
海外は本当にこういったことが多いので注意が必要。特にアジア人は狙われやすいです。
なんとなく気になってその一部始終が書かれているnoteを読んでみると「あれ、これ自分の身にも起きたことあるぞ」と。
アムステルダムには一度も訪れたことがないものの、犯行の流れがほぼ全く同じだったんですね。
少し前の話になるので細かい部分は記憶が曖昧なんですが、今回注意喚起として書いておこうと思います。
ロンドンで出会ったイタリア人詐欺師の話
自分が出会ったのはイギリス、ロンドンに住んでいた頃。
2020年の夏でまさにコロナ禍真っ只中でした。
ある日散歩しようとノースウェストのエリアを歩いていると近づいてくる一台の車が。
乗っていたのはファッション関係で働いているというイタリア人（あくまで自称）。
「インターネットが使えず空港までの道のりがわからないためGoogle Mapで調べてほしい」とのこと。
この時点では全く怪しさは感じなかったので調べることに。
その間少し会話をしていると出身はどこの国だという話になり、日本人だというと彼は「ヨウジヤマモト イズ マイフレンド」だと言う。
この辺も記憶が曖昧でもしかしたらイッセイミヤケだったかも。（アムステルダムで被害にあってしまった方は妻が日本人だと言われたみたいなので内容は少し異なる）
とにかくヒースロー空港までの車での道順を調べそれを彼に見せると、彼はそれを自分のスマホで写真を撮った。
今冷静に考えると「こんな画像を撮るだけで空港までたどり着けるだけの能力があるならそもそも必要ないんじゃないか」と思う。
その後も話をしていると、どうやら彼はファッションの展示会のためロンドンに来ていたらしい。
確かに後部座席を見せてもらうとたくさんの服が置いてある様子。
「助けてくれたお礼にもし気に入った服があればディスカウントしてプレゼントするよ」という話に。
この時点でもう「何かおかしいな」と気づき始める。
というのも自分は元々バックパッカーで学生時代には何十カ国と貧乏旅をしてきたのでこういった類のものには散々出会ってきたんですね。
久しぶりのこういった出会いに逆にこの後どうなっていくのかが気になってしまい、その誘いに少し乗ってみることに。（真似厳禁）
その彼と共に後部座席へと乗り込みます。（これ本当に危険なのでやめた方がいいです）
服自体はどれもぱっと見ちゃんとしていてよかったんですが、突然話しかけてきた見ず知らずの人の車で服を物色するというこの異様な状況がおかしすぎて買う気はまったくせず、しばらくして車を出ることに。
もう一つ気になったのはこの人マスクをずっとしていなかったんですね。
今でこそマスクなんて忘れ去られてしまってほとんど誰もしていないですが、この頃はコロナ禍真っ只中で外にいる人はほぼ100%着用している時期。
そんな中密閉された車内でマスクなしで話し続ける彼といるのが不快に感じたというのもあります。
その後彼はお礼を言ってそのまま車で去って行きました。
最後に
自分もあのまま服を買っていたら、アムスで被害にあってしまった方のように次の段階である「カードが使えなくなってしまったのでお金を振り込む代わりにキャッシュを貸して欲しい」という展開になっていたのもしれません。
このイタリア人（と名乗る男）はアジア人（もしくは日本人）を狙って犯行を繰り返しているのでしょう。
怖いのは起きている場所は全く異なること。
アムスで被害にあった方のYoutubeのコメント欄にはベルギーのブリュッセルで全く同じ被害にあったという方もいたので自分の体験も含めると少なくてもロンドン、アムステルダム、ブリュッセルで起きているということになります。
ツイッターやブログ、Youtube等で情報発信している人は限られるので同じ詐欺に出会ったことがあるという方はもっといることでしょう。
犯人は同一人物で場所を変えながら犯行に及んでいるのかもしれませんし、こういった手口がヨーロッパで横行している可能性もあります。
国内外問わず不自然な状況に出会った時は基本的に疑ってかかった方がいいです。
特に海外では同じ日本人でも怪しい人がたくさんいるので知らない人には気をつけましょう。
