Audibleの朗読で19世紀末英国ロンドンの世界へ【英語でシャーロックホームズ】

「最良の選択」について考える【人生は選択の連続】

以前こんな記事を書きました。

『StarTalk』天体物理学者ニール・ドグラース・タイソンとスタンダップコメディアンのラッセル・ピーターズの対談から読み解く宇宙の神秘と英語【Everyday Astrophysics】

この記事ではニールタイソンとラッセルピーターズの対談を取り上げているんですが、ここでは触れていない箇所で個人的に気になった話がありました。

それは“How do you get something out of nothing”?という質問に対し、ニールタイソンが宇宙のエネルギーを説明するために紹介したZero-energy universeの話。

これは「宇宙のエネルギーの総数はゼロである」というものなんですがこれについて日常生活で例えるならば、例えば誰かが「山を作りたい」と考えて平の地面に穴を掘りその横に山を作ったとします。

しかし、仮にこの山を元あった穴に戻してしまえば山はなくなり、また平の地面に戻ります。

他にも例えば「水」を例に話をすると、水は熱を加えて蒸発させてしまえばなくなります。しかしこれは物理的に言えばなくなったのではなく、水が気体へと性質を変えたともいえます。

ようするに何もないところから何かを生み出したとしても、それはそのものが別の姿に形や性質を変えているということであり、全体的(総数)に見ればプラスでもマイナスでもないゼロになるという話です。

ニールタイソンはZero-energy universeを説明するために日常生活に例えて話しただけなので本筋とはあまり関係ないんですが、これを聞いたときに「人生における日々行なっている選択や決断」にも同じことが言えるんじゃないかなと思ったんです。

人生における日々の選択に正解はあるのか

私たちは日々選択を迫られていますよね。

「今日は何を食べよう、どれをを着よう」といった小さな事柄から、結婚や仕事など人生における大きな決断といえるものに到るまで「選択」というものは多岐にわたります。

自分に例えていうのなら「海外で生活するか否か」というのは一つの大きな選択であったといえます。

しかし結局のところ、これが正しい選択であったのかはたまた間違った選択であったのかがわかるのは「未来」であり、現時点ではなんとも言えません。

果たしてこの「選択」に正解はあるのでしょうか。

最良の選択はその人の価値観次第

一つの考え方として、最良の選択を「自分にとって最良の選択」と定義したとき、最良の選択とは「その人の価値観によって決まるもの」だと思います。

わかりやすいところでいうと「お金」ですよね。

もしくは「好きなことやその人にとってやりがいのあると感じているもの」を軸として生活している方も多いと思います。

最良の選択なんてものはないのかもしれない

しかしじゃあなんでもかんでもすべて己の価値観に基づいて意思決定を行えばいいのかというと、それだけでは要素として不十分だと思うんです。

結局のところ、それで選択を行なっていても後悔してしまう人は後悔するでしょう。

ここでようやく先ほどの話がつながってくるんですが、最初に紹介した宇宙のエネルギーについて、ニールタイソンがいうには「ポジティブエネルギー」と「ネガティブエネルギー」があるといいます。

こうやって日本語で書くと胡散臭く聞こえるんですが、ニールタイソンがいうにはこれはただの感情的な側面として意味をなすものではなく、宇宙において物理的に実在するものらしいです。(ここでようやく説明できるんですが、先ほどの「宇宙のエネルギーの総数はゼロである」というのはこのポジティブエネルギーとネガティブエネルギーを足した時ゼロになるということです)

つまりまた別の考え方として、我々がその選択する瞬間に感じている「良い選択」や「悪い選択」というのも結果全体で見れば「ゼロ」になるんじゃないかということです。

自分を例に置き換えて考えてみた場合に、例えば先ほどの選択として出てきた「海外で生活するか否か」について仮に海外で生活することを選ばなかったとしても、それはそれで楽しい人生を歩んでいたんだろうなと思うわけです。(これは「海外生活」そのものに重きを置いていないからともいえます)

長いとも短いともいえる人生のなかで私たちは日々選択や決断をし、途方もない数の枝分かれした道を進んでいくこととなります。

しかしそのどの道を進んだとしても、それぞれを一本の線のようにして俯瞰で着目したときにどの道にもそれぞれ「良い局面」もあれば「悪い局面」があり、結局のところあまり変わらないんじゃないかと思います。(だからこそ価値観という軸が大切になってきます)

思い悩むことによってそこから得られたりするものもあるのでそれ自体は否定しませんが、だからといって深く病んでしまったりする必要はないんじゃないかと思うわけです。

まとめ

結論からいうと人生における最良の選択とは「総数で見ればゼロになる」ことを出発点とし、そこから「個々人が持つ価値観」に基づいて選択していけば、それはその人にとって「最良の選択」となるのではないかと思います。

なのでまず、過去にあった選択で後悔していて思い悩んでいる方なんかは「総数で見ればゼロになる」と考えれば少しはラクになるんじゃないでしょうか。過去のその選択そのものは現時点では「間違った選択(マイナス)」であるかもしれませんが、それがあったからこそ今それを見直し今度「プラス」として働くことも何かしらあるんじゃないかと思います。(結果プラスマイナスゼロとなる)

また、後悔はないんだけれど今選択しなければならないことで思い悩んでいるという方なんかは「あなたの価値観」を明確にするべきなんじゃないかと思います。「価値観」という軸がないと人はブレます。どんな物事にも良い面と悪い面があるのでこの「何に重きを置くかという軸(価値観)」がないと混乱し、思い悩んでしまう原因となります。

ということで、今回は宇宙の原理を「日常生活における選択」に話を発展させて考えたことをまとめてみました。

結局のところ人それぞれ考え方はいろいろあるのでなんともいえませんが、あくまでひとつの考え方の参考として誰かの役に立てばいいなと思います。