Audibleの朗読で19世紀末英国ロンドンの世界へ【英語でシャーロックホームズ】

【今だから話せる】イギリスで出国前日までパスポートがなかった話

ここ最近欧州ではコロナの影響により大きな動きがありました。

原因はコロナの変異種。その感染拡大に伴い、イギリス内では緊急に多くの地域の警戒レベルがTier4まで引き上げ、またドイツやフランスなど欧州各国は英国からの渡航を禁止としました。

以前にも書きましたが欧米だと良くも悪くも決断、実行のプロセスが早く、瞬間瞬間で物事が急速に変化するので気が抜けないです。

実はイギリスにちょっとした野暮用がありまして、年末年始はロンドンで過ごそうと考えていました。(航空券も千円とか、日によっては数百円程度など破格の値段)

「どのみち行かなきゃいけないなら今がいいかも」と思っていたんですが、いろいろとこちらでの事情も相まって今回は諦めることに。

しかし結局のところやめておいて正解でしたね。

もし仮に行っていたらしばらくドイツに戻ってこれなくなっていたことでしょう。本当に危なかった。

というわけで大人しくベルリンで過ごそうと思います。

ところで早速本題に入るんですが、自分は数ヶ月前にイギリスからドイツへとやってきました。

ドイツに無事入国。ロンドンからベルリンに引っ越しました【イギリスからドイツワーホリを申請する方法】

この記事に関してはこれまでこのブログを読まれたことのない「ピンポイントでこの情報を求めて来られた新規の方」が大多数を占めることになるだろうと。

なので「ちゃんと役立つ記事」として成立するように、普段書いているような余計な話はせずに書きました。

この記事だけ読むとわりとスムーズに事が運んだような印象を受けるかもしれません。

しかし、違うんです。

全くそんなことはなくて渡航前はそれはもう冷や汗ものでした。

大げさにいえば、今後イギリスに入国できない身分になっていた可能性も。

今回はそんな裏話を書きます。

イギリスへの名残惜しさからビザが切れる当日に出国することを決意

出国まであと二ヶ月。

航空券を購入したのはイギリス出国の二ヶ月前あたり。

誰しもが思うことだろうけど、イギリスを離れるのが本当に寂しかった。

街もそうですけど、やっぱり人ですね。たくさんの素敵な方々に恵まれました。

もうとにかくギリギリまでロンドンにいたかったので、イギリスの出国日をビザが切れる日と同日にすることに。(真似厳禁

ギリギリでいつも生きていたいから。(時代)

周りからは「それ大丈夫?」と心配の声もいくつかいただきましたが、日付変更できるフレキシブルなタイプのチケットを買ったしまぁどうにかなるだろうと。(この決断の日から徐々に歯車が怪しくなっていく)

ドイツへはビザなし入国からの現地申請が現実的?

出国(ビザ終了)まであと一ヶ月。

元々イギリスからビザを申請していくつもりだったので、申請するにあたり必要となる書類は渡航の一ヶ月前から準備に取りかかりました。

流れとしては「必要書類を用意したうえで大使館の予約を取り、後日大使館で申請する」という形になります。

しかしその肝心の在英ドイツ大使館のホームページを見てみると、日付の選択が全くできない状態でどうやら予約はできなさそうな様子。(のちに気付くんですが、見るページを間違えていました

「コロナ禍なので今は大使館も受け付けていないんだ…」と諦めることに。

これだったらもう勢いで、ビザなし入国するしかないなと。

当時はツイッターでもたくさん情報収集しました。

ここで調べてわかったことは「そもそも受け付けていない国もいくつかあり日本からのワーホリは不可能」ということ、また「現状今は事前にビザを所持している人でないと入国できない」ということ。

だとするとビザなし入国というのは非常にまずいことになってきます。

が、しかし「イギリスからであれば例外に当てはまるんじゃないか」と思っていました。

今でこそあれですが、当時イギリスードイツ間は普通に行き来が可能。

同じ欧州なんだし「大丈夫だろう」と。

つまり、ビザに関する必要書類は用意してあるものの、ビザそのものは全く準備していない状態でした。

よくよく調べてみたら「ビザ申請の予約」ができることに気付く

出国(ビザ終了)まであと一週間。

「何か新しい情報は出ていないか」と久しぶりに在英ドイツ大使館のページを訪れてみることに。

何気なくビザ申請の予約ページを見ていると、そこで自分は全く違うページを見ていたことに気づきます。

その予約ページというのは「イギリスのresidence permitを持っている人用」と「イギリスに観光ビザ等で滞在していてresidence permitを持っていない人用」に分かれており、自分は後者の方を見ていたわけですね。

どうりで予約が全くできなかったわけです。

そこで「イギリスのresidence permitを持っている人用」のページを覗くと、「空き」があるではありませんか。しかも三日後。

もう急いで予約を完了しました。

ここで安堵と共にふと、一つの疑問が湧いてきます。

「果たして間に合うんだろうか」と。

当然ながらその場ですぐ受理され、ビザがもらえるわけではありません。

ビザの発行には手続きしてから7〜10日はかかります。(後日郵送にてパスポートを受け取る)

現時点で出国までに残された時間は一週間。大使館を訪れる日には出国の4日前となります。

「しかしここまできてしまったんだからもう頼み込むしかない」と運に身を任せることにしました。

いざ在英ドイツ大使館へ

出国(ビザ終了)まであと4日。

朝、在英ドイツ大使館へと向かいます。

ビザ申請の窓口はひとつのみで、自分の前に先客が一人。

その先客とビザの受付の人の聞こえてくる会話から察するに、この方はおそらく学生ビザを申請しようとしていたんですが、ことごとくダメ出しをされている様子。

「ドイツで何を学びたいのかがよくわからない」と。なのでその目的や理由などをちゃんと明確にしてからまたここに来るよう言われていました。

はたから見る限り、その人はしっかりと準備してきたように見えたのでこの時点でかなりびびりましたね。「かなり厳しいそうだな」と。

ですが自分の番になると、ワーホリは全くそんなことはなくすんなりと行きました。

強いていうなら「残高証明」。(自分の落ち度)

皆が書いていることだけど、最新のものを持って行きましょう。数週間前のものとかだったら余裕ではじかれます。

日本での残高証明とは違い、こちらではアプリで簡単に発行できてしまうものなので、古いものを持っていったら「お金を使う前に発行したんでしょ」となってしまいます。

また、大使館内ではスマホが使えません。

なのでその場で最新のものを用意するとなると一旦外を出ることになるんですが、スマホなどはロッカーに預けているし、入り口にはセキュリティ+(コロナ対策で)人数規制をしているので非常に面倒です。

申請に行く時は最新のものを持って行き、一発で終わせるのがベスト。

話を元に戻しまして、手続きも終盤「実はビザがあと4日しかなくて、なんとか早く届くようにできないだろうか」という旨を伝えました。

受付の方は最初は困惑しつつも、意外とあっさり快諾。

「今日中にはパスポートをドイツに送り、なんとか間に合うようにする」と。(本当に良い方でした)

「Special Deliveryを使えばどうにかなるかも」ということだったのでその分だけお金を払い、大使館を後にすることに。(なので通常通りであれば日本人はお金かからないはず)

とりあえず一件落着し、一安心。

大使館を出ると、ものすごい数の人たちが列をなして待っていました。

窓口自体は少なく手続きに時間がかかるので、後半だと確実に長時間待たされることになると思います。

もし大使館に行く際はなるべく早い時間帯に予約することをおすすめします。

さて、手続きも無事終えて天気も快晴だったので少し散歩することに。

「ドイツに行く」ということがより現実的となり、少し感傷的に。

たくさんの思い出が駆け巡ります。

謎にケーキを買ってみたり。

これ、美味しかったです。

あとはパスポートが戻ってくるのを待つのみ。

ただただパスポートの帰りを待つ日々。刻々と迫る出国日

出国(ビザ終了)まであと1日。

これはやってしまったと。

この時は思いました。

待てど暮らせどパスポートは来ず。

そういえばここはイギリス。

海外では荷物が遅れるなんて日常茶飯事のこと。

そもそも冷静に考えたら「たった三日間」のうちにイギリスからドイツにパスポートを送り、向こうでビザを貼ってもらい、またイギリスへと送り返されるなんてことが可能なのだろうか。

これはまずい。

航空券の日付は変更できるものの、そもそもビザ自体が明日には終わってしまうので変更できる意味がない。

「これ間に合わなかったらどうなるんだろうか」と本気で焦る。

予定通り出国するにしてもパスポートがないとそれは無理なので、どのみちとりあえずビザのことは一旦無視してパスポートが届くのを待つしかありません。

待つとはいっても今住んでいる家は明日の朝引き払うので、どこか別の場所で過ごさないと。

まさか自分がビザなしの違法滞在になるかもしれないなんて思いもよりませんでした。

仮に明日の便に間に合わなかったら、その次の日にでも空港で事情を説明するしかないな、と。

そんな途方にくれていた出国日前日の昼前、配達員が姿を表しました。

来た!!!!

Guaranteed by 1pm」!!

ありがとう…。助かった….。

以前の記事にも書いたようにビザがあるからといってドイツ入国が保証されたわけではありません。

なかにはビザがあっても入国審査ではじかれてしまう人もいます。

しかし、自分はこの時点で「あ、もういけるわ」と強く確信しました。

この逆境(勝手に自ら作り出したものだけど)に比べたら入国審査なんてチャラヘッチャラ、へのへのカッパだと。

“Don’t think you are. KHOW YOU ARE.”

「明日からはドイツで暮らしていくんだ」と。悟りました。

最後に

というわけで、無事入国も終えて今現在に至ります。

「イギリスからドイツのワーホリ申請方法」を記事にしましたが、現状は英国からの渡航が禁じられているのでかなり厳しいですね。

年齢に上限があるのでなんとも言えないですが、仮に余裕のある方は「今」である必要はないのかなと思います。

こんな状況下なので来ても「できないこと」が多く、働ける職種も限られます。

自分より前にイギリスからドイツに行った知人も結局コロナによって帰国を余儀なくされました。

明日は我が身だと日々感じながら生活しております。

今いろいろと現在進行中の状態でして、来月には良いご報告ができるかもしれません。

またその時にでもお話しようと思います。

たまには”おしゃ”なものも紹介しようかなと。

NY出身のミュージシャン、Mac Ayres(マック・アイレス)の曲『Easy』。曲単体でもいいけどアルバム単位で聴くのがおすすめ。

一度彼の音楽を部屋で流したら、どの曲であっても部屋の雰囲気が化けます。