ドラマ『ビッグバンセオリー』をきっかけに英語での12星座の読み方を学ぶ

実は最近ドラマ『ビッグバンセオリー』を見始めました。(すごい今更感)

全く初めてというわけではなくて、イギリスにいた頃テレビをつけるとよくこのドラマが放送されていたのでたまに観ていました。なので順に観ていたわけではなく、いくつかのエピソードを軽くかいつまんだ程度。

Youtubeでもイーロンマスクが出ている回の動画を観ました。

ドラマ好き、かつサイエンスネタ好きにも関わらずこれまで観ていなかったというのはお恥ずかしい限り。

ちなみにこれまで観たドラマはここにまとめてあります。

このブログでも取り上げているニール・ドグラース・タイソンやブライアン・グリーン、スティーヴン・ホーキング博士もカメオ出演しているんだからもう観るしかないですよね。

SF映画ネタとかも大体拾えるだろうし。(スタートレックは通ってないけど)

ちなみにニール・ドグラース・タイソン絡みの話を少ししますと、彼の番組『StarTalk』ではニールがこのドラマ『ビッグバンセオリー』について話す時によく語る小ネタがあります。

それはこのドラマのタイトル『The Big Bang Theory』について。

「ビッグバンセオリー」とは読んで字のごとく、「ビッグバン理論」のことです。宇宙の始まりですね。

しかし、インターネットで「big bang theory」と検索するとまず出てくるのがこのドラマ。

その下もそのまた下もドラマ『The Big Bang Theory』についてのページが続き、しばらくスクロールしていくとようやく本来の意味である「ビッグバン理論」が出てくると。

このような現状に対しニールは「もはやこの”Big bang theory”という言葉はこのドラマのことだと思っている人たちも多いんじゃないか」と懸念していました。

確かに実際に検索してみるとまっったくといいほど「ビッグバン理論」についてが出てこないです。

アメリカだと本当にニールの述べたような人たちが各州に一定数いそうだから恐ろしい。

そんなネット上からビッグバン理論を抹消しつつあるドラマ『ビッグバンセオリー』ですが、第一話にてペニーが自己紹介する場面。

“…So, tell us about you.”

“Um… me? Okay. I’m a Sagittarius, which probably tells you way more than you need to know.”

これを観た時に「はて、Sagittariusとは…」となりました。

で、調べたら「射手座」のことだったんですね。

英語がある程度わかる人でも意外と星座については知らない方って多いんじゃないでしょうか。正直自分の星座すら英語でなんと言うのかわかりません。

ドラマに話を戻すとこの後のシェルドンの “Yes, it tells us that you participate in the mass cultural delusion that the sun’s apparent position relative to arbitrarily defined constellations at the time of your birth somehow affects your personality. っていう返しが面白すぎますね。

これに関しては自分も同意せざるを得ないかな。

これとは少し違うけどコーヒーの世界ではバイオダイナミック農法なんてのがあります。

農薬や化学肥料は一切使わずに、天体の動きやそのリズムなどの「宇宙の力」を利用し、元来「自然」が持つ力を最大限に引き出すという有機農法です。(コーヒー豆以外でもあります)

生まれた月でその人の性格は決まらないにしても「月の満ち欠けが人の体調に影響する」なんていう意見もいるし人体に多少の影響はありそう。

ところで、日本ではどちらかというと星座よりも血液型の方が人気なイメージ。(星座占いもよくニュース番組でやってるけど)

A型は几帳面、B型は最悪、O型は大雑把で、AB型は天才肌だけど変わり者、みたいな。

一方海外では国にもよると思いますが、こういった話はほとんど聞いたことがないです。それどころか自分の血液型を知らないなんて方もかなり多い気がする。

日本人には「何型?」ってよく聞かれるし一般的な会話だけど、海外では「What’s your blood type?」なんて聞かれたことないですね。え、あなたお医者様か何かですか?みたいな。この英文だけみると日常的なシーンではなく病院で輸血する前のような場面が連想されます。

血液型に関しては血液型がその人の性質を決めているというよりも、人が「世間一般で認知されている血液型のイメージ」に感化されて自分を当てはめに行ってしまっているんじゃないかなと思います。

A型の人は自分をA型だと認知した時点で「自分は几帳面だ」と思い込み、実際にそうなると。

世の中には「プラシーボ効果」やら「引き寄せの法則」やらいろいろありますが、”人の思い込みの力”ってすごいですからね。良くも悪くも思考は現実化します。

一方で、星座はもう世界共通。だからといって滅多に聞かれるものでもないけれど、何度か聞かれた経験はあります。

兎にも角にも、今回はこの意外と知らないであろう星座についてその英語表現をまとめます。(相変わらず前置きが長すぎる)

星座にまつわる英語表現

星座自体は英語で「constellation」といいます。シェルドンの返しでも出てきましたね。

星座の数は全部で88あります。

中でも12星座のことを英語で「Zodiac Signs」といいます。

「ゾディアック」というと、未だ未解決事件とされるアメリカの連続殺人犯が浮かびますね。(デヴィッド・フィンチャー監督の映画『ゾディアック』おすすめです)

なので12星座は英語で「12 Zodiac Signs」となります。(他にも言い方はあります)

さて、では早速その12星座を見ていきましょう。

  • 牡羊座 / the Ram / Aries
  • 牡牛座 /the Bull / Taurus
  • 双子座 / the Twins / Gemini
  • 蟹座 / the Crab / Cancer
  • 獅子座 / the Lion / Leo
  • 乙女座 / the Maiden / Virgo
  • 天秤座 / the Scales / Libra
  • 蠍座 / the Scorpion / Scorpius
  • 射手座 / the Archer / Sagittarius
  • 山羊座 / the Horned Goat / Capricorn
  • 水瓶座 / the Water Bearer / Aquarius
  • 魚座 / the Fish / Pisces

左から順に日本語表記、英語表記、ラテン語表記となっています。

ドラマ『ビッグバンセオリー』のように、右側のラテン語表記で言うのが一般的。(“I’m a Sagittarius.” のように「a」をつけます)

こうやって改めてみても聞き馴染みのないものが多いんじゃないでしょうか。

言語って「知らないと”言葉”として聞き取れない」ものなのでこれまで日常会話や映画鑑賞なんかでも出会ってはいたんだけれども聞き取れずにスルーしていた、なんてこともあるかもしれませんね。

洋楽ポップ好きだったら「Gemini」とかは見覚えある人も多いかも。Sage the Geminiっていうアーティストがいます。(6月20日生まれの双子座)

とりあえず、ドラマ『ビッグバンセオリー』ですが面白いし学びも多そうなので観ていくことにします。

各エピソード自体も短いのでさくっと観れますね。

最後に

せっかくなので「星座」つながりで、またニール・ドグラース・タイソンの話をしようかなと。

これまで特に記事にはしていないんですが、以前『StarTalk』を聴いていた時に番組内でリスナーからこんな質問がありました。

「もし地球からではなく、別の視点から空を見上げた場合私たちの認識する星座はどうなるのか」と。(記憶を頼りに書いているので定かではないけど、確かこんな質問だった気がする)

私たちの認識する星座というのはひとつひとつが同じ距離で均等に並び形作っているわけではなく、地球から星それぞれの距離はバラバラです。

なので星それぞれの距離こそ違えど地球という視点から観察すればそう形作って見えるわけですが、一旦地球を離れてしまえばそれはもう成立しなくなります。

つまり私たちの知っている星座というのは地球という一つの視点から「そう見えているだけ」なんですね。

しかし「そう見えているだけ」の12星座にもそれぞれ歴史や意味があり、現代においても占いが存在すると思うとなかなか興味深いです。

こういった話が好きな方はこれまでにも記事にしているのでよかったらチェックしてみてください。

今回紹介するのはScars On Broadway(スカーズ・オン・ブロードウェイ)の曲『Lives』。

System Of A Down(システム・オブ・ア・ダウン)のギタリストDaron Malakian(ダロン・マラキアン)によるバンドです。(これまでにも何度か触れました)

ドラマーは同じくメンバーのJohn Dolmayan(ジョン・ドルマヤン)。ジョン・ドルマヤンは今年バンド内での政治的見解の相違で世間を少し賑わせました。