もともと自分のヒゲはどちらかといえば薄いほうでした。
生えるは生えるけど、だからといって生え揃うわけではなく日本では「伸ばしてみる→薄い→剃る→(しばらくして)「そろそろいけるかも」と思い、伸ばしてみる→やっぱりまだ薄い」を繰り返したり。
ところが、変化が起き始めたのは海外で住み始めて半年くらい経ったときから。
明らかに髭の毛穴の量が増えていっていることに気づきました。
日本にいる頃も年を重ねるにつれ微かではありますが濃くはなっていました。
しかしそれとは生えてくるレベルが違うんです。
そもそも毛が生えるのは「体温調節の目的や外敵刺激から肌を守るため」であり、一種の防衛本能です。
自分としては「生活環境の変化」が大きく関わっているんじゃないかと思います。
なので今回はなぜ髭が濃くなったのかに関して個人的考察をまとめてみます。
生活環境の変化がもたらす影響
内的要因
「ストレス」はホルモンバランスを崩す原因となり、男性ホルモンがより分泌されるようです。
正直普段生活していて特にストレスに感じることはありません。
が、長期滞在者は別として自分のような1〜2年程度の人はおそらく誰しもが知らず知らずのうちに多少の「負荷」がかかっているはずです。
日本から遠い
イギリスと日本は離れています。飛行時間でいうと直行便で12〜13時間といったところでしょうか。
アジア圏に住んでいたら日本から近いし当然その分航空券も安いので比較的簡単に一時帰国ができます。
ところがイギリスだとそうはいきません。
長時間の飛行機は正直めんどくさいです。(好きな人は別だけど)
アジア圏では大丈夫でも「遠いところに住んでいる(気軽に一時帰国できない)」という理由でホームシックになる人もいるでしょう。
そういった意味で「距離による負荷」がかかっているかもしれません。
ヨーロッパという地
イギリスは基本的に治安は良いです。が、決して安全というわけではありません。(地域にもよる)ヨーロッパは特にスリが多いです。
住んでる友人もやられてるし、そういう事情を知らずヨーロッパに来てやられた友人もいます。(自分も経験済み)
ほとんど無意識レベルですが、やはり外出中は常に多少の警戒心があります。
ヨーロッパはアジアと比べて治安はよくないし背が高くガタイのいい人はごろごろいます。
そういった意味で「万が一の危機感 」による負荷がかかっているかもしれません。
外的要因
気候の違い
当然ながら日本とイギリスは気候も全く違います。
夏は日が長く(21時くらいまで明るい)、寒暖差があるので昼は良くても夜は涼しくなります。
あと有名なのは「天気が悪く雨が多い」っていうことですかね。
「天気が悪い」のは事実です。大体は曇りでどんよりした天気が多いです。
「雨が多い」のは事実ではなく、実は年間の降水量は日本のほうが多いです。が、「雨が降る頻度」はイギリスのほうが圧倒的に多いです。季節にもよりますが特に冬場は1日1回は雨降ります。(あくまで体感)
なので日本からイギリスへの「気候の変化」に体が反応して環境に適応しようとしているのかもしれません。
硬水も影響している?
個人的にこれが一番有力候補かもしれません。それは「硬水」。
日本とイギリスの水は異なり、日本は「軟水」、イギリスは「硬水」です。(地域によって異なる)
まずはこちらをご覧ください。
なんか汚いですよね。これ石灰です。 グラス自体は洗浄済みですが、時間が経つとこうなります。
キッチンやシャワーなど水回りはこういった石灰がこびり付きます。そのくらいイギリスの水の硬度は高いです。
日本の水と異なるので、人によっては飲むとお腹を壊したりするそうです。
また肌が弱い人は肌荒れの原因になったりもします。(合う人と合わない人がいるようでこっちに来てから肌の調子が悪いっていう人もいれば、髪の調子が良いっていう人もいる)
こうした水を毎日飲んだり浴びたりと内側からも外側からも摂取、接触しているので、体への影響も大きそうです。
肌へのダメージが大きいのでそれによって髭が急成長しているのかもしれません。
ただの加齢説も否めない
これだけいろいろ書いてきてあれですが、ただ「年を取ったから」という可能性もあります。
可能性のひとつとしてそもそもの「加齢による髭の増加」を「生活環境の変化」が刺激し成長をより早め、結果的に髭が濃くなったのかなと。
ちなみに未だに髭は日々濃くなっているので剃るのが大変です。
東洋人は西洋人に比べて髭は薄いです。
全く生えないなんて人もいます。(日本では髭はあまり好まれないのでそっちのほうがいいのかも)ただ中には髭を生やしたい人もいると思います。
全く生えない人は厳しいですが、ちょっとでも生える人は海外で生活すると髭が生えるようになるかもしれません。