留学やワーホリなどでイギリスに生活するようになって初めのほうに直面するのが銀行の口座開設。
ネットで調べてみると、皆口を揃えて「イギリスでの口座開設は難しい」と書いてあります。
実際のところはどうなんでしょうか。
結局なにをもって「難しい」と定義するかによって変わってくるんですが、個人的にはあまり「難しい」とは感じませんでした。
というのも自分のまわりに持っていない人がいないくらいみんな当たり前に持ってるし、自分もあっさりと作れてしまったからです。
ただワーホリのなかで比較してみるとワーホリ人気国であるカナダやオーストラリアではけっこう簡単に口座開設できてしまうようですね。
着いて早々に作れるし、オーストラリアに至っては日本人スタッフが常駐している銀行もあるらしい…。もはや英語すらいらないとは。
そう考えるとワーホリのなかではイギリスは難しいほうなのかもしれませんね。
勤務先のレターは必須ですし、「どういったポジションで働いていてどのくらいの収入があるか?」なども聞かれます。
ただその分銀行口座を持てたときの喜びも大きいです。
イギリスでの銀行口座の良いところは出入金の際の手数料がタダなところです。
大体どこのATMでお金を下ろしても手数料はかからないのでその点は良いなと思います。(稀に手数料のかかるATMもある)
どこの銀行がいいの?
バークレイズ、ロイズ、HSBC、ナットウエストあたりが主要なところじゃないのかなと思うんですが、個人的にはロイズかHSBCが良いんじゃないかなと。
すごい勝手なイメージなんですがロイズとHSBCは銀行のなかでも審査が緩く、わりと誰でも作れるような感じがします。
また実際に私の周りでもこのどちらかの口座を持っている人が大多数です。
銀行口座を開設するまでの基本的な流れ
まずは店舗に電話、もしくは直接行ってアポイントメントの予約をする
日本だったら書類等を用意して銀行の窓口に行ったらそのまま口座開設の手続きを行えますよね。
イギリスの場合はまずこの「手続き」を行うための予約をしないとなりません。
これがちょっと面倒ですよね。
自分の場合は直接店舗に予約をしに行ったんですがこの時点で必要書類のチェックがあったので持って行ったほうが無難だと思います。
予約日に店舗に行って手続きを行う
イギリスでの銀行の口座開設に必要なもの
- パスポート
- BRP
- 勤め先のレター
- 賃貸契約書
- National Insurance number
一応ざっくりこんなもんでしょうか。
必ずすべてが必要というわけではありません。
銀行にもよると思いますが、基本的に上記の中でも上三つは必ず必要になってくるものだと思います。
勤め先のレターは大体一ヶ月以内に発行してもらったものにしましょう。
発行日が古いと受理してもらえない可能性があります。
NIナンバーは届いてない人は控えでも大丈夫です。
最初に必要書類を提出しました。
その後は口座開設に必要な個人情報を登録する作業を質疑応答の形式で行いました。
聞かれる内容に関してはNIナンバーの面接の時と大体同じでした。
最後にAppをダウンロードしていろいろと設定をしてもらい終了という流れなんですが、
自分の場合はまだイギリスのiTunes storeに登録していなかったのでその場でダウンロードできず…。
後日また銀行を訪れて設定してもらいました。
いろいろと手間だったので手続きまえまでにiTunes store(iPhoneの人の場合)の登録をしておくことをおすすめします。
後日郵送にてカードと暗証番号が別々に送られてくる
自分の場合は大体三日くらいでカードが届き、暗証番号は一週間後くらいに来ました。
なので予約をしてから実際に自分の手元に届くまでは二週間程度かかりました。
作れるかどうかは担当者によって大きく変わってくる
イギリスで生活していて思ったんですけど、結局のところ上手くいくかどうかは「誰に当たるか」なんですよね。
日本だったらこんなことありえないんだけど同じ銀行で口座開設しようと思っても担当する「人」によって全然言ってることが違ったりするんですよ。
なので運もかなりあります。
海外旅行あるあるで入国審査の時にどの人のところに並ぶかってけっこう重要じゃないですか。
大行列になっていても一人一人厳しくチェックして進みが遅い列もあれば、華麗にさばいていて列の進みが早い列もある。あんなイメージです。
また自分自身の対応も大事です。
日本だったら手続きの際、終始無表情でも問題ないですが(むしろ普通?)イギリスだとあまり良い印象を与えません。
しかも向こうからしたらこっちは外国人なので物事が不利な方向に進みかねません。
程よく元気で明るい感じでいくのと暗い感じでいくのでは相手の対応も全く変わってくるのでとても大事だと思います。