冷戦下に建設された今はなき独首都テーゲル空港を写真とともに振り返る

先日ドイツのベルリンにある国際空港、Flughafen Berlin-Tegel(テーゲル空港)が閉鎖となりました。

私自身はドイツに来たばかりで深く馴染みがあるわけでもなく、これまで数回しか行ったことないんですが、「空港」という場所はけっこう好きで。

新しい国に訪れた時、まずその第一印象を与えるのは空港なんですよね。

ところで、タイトルにもある通りこのテーゲル空港は冷戦下に建設されました。

その歴史についてはWikipediaより引用します。

1948年のベルリン封鎖時、わずか49日で滑走路が建設された。西側諸国からの援助物資は西ベルリンにある空港を通じ空輸されたが、テーゲル空港には当時ヨーロッパ最長の2400mの滑走路が建設され、約2年間に27万回の物資空輸が行われた。

東西冷戦時代には、西ベルリンの特殊事情により、この空港を使用するのはイギリス、アメリカ合衆国、フランスの3国の航空会社が運航する国際線に制限された。

2020年8月22日、”毒殺未遂”に遭ったロシアの政治活動家であるアレクセイ・ナワリヌイ氏がベルリン市内の病院へ移送された際に当空港が使用された。

ベルリン・ブランデンブルク国際空港の開港(2020年10月31日)により、2020年11月8日に閉鎖・廃港。

Wikipediaより引用

テーゲル空港は場所的にアクセスしやすいし、非常に便利な空港であったようです。

今回はそんなテーゲル空港を写真とともに振り返り、見納めにしようかなと。

Currywurst(カリーヴルスト)売ってますね。

建物とバスの隙間から見えるテーゲル。

まもなく閉鎖するということでカメラを持ち歩いている方々をけっこう見かけました。

長年ベルリンに住んでいる方々からしたら思い出深い空港だと思います。

ところで、そんなテーゲル空港に代わり新空港となるのがベルリン・ブランデンブルク国際空港。

地図でみると中心地からは少し離れた南に位置しており、アクセスはしづらそうですがどうなんでしょうか。

行くのが楽しみです。

そして最後に。

空港といえば、イングランド出身でアンビエント・ミュージックを開拓した第一人者Brian Eno(ブライアン・イーノ)のアルバム『Ambient 1: Music for Airports(空港のための音楽)』。

実際にロンドン・シティ空港やNYのラガーディア空港などで使用されました。