デヴィッド・ボウイがベルリンにいた頃に住んでいたアパートメントを訪れる【シェーネベルク地区 / イギー・ポップとの共同生活】

さてさて、せっかくドイツにいるということで今回はデヴィッドボウイがベルリン滞在時代に住んでいたアパートメントを訪れてみることに。

デヴィッドボウイに関しては以前イギリスに住んでいた時に彼の出生地であるロンドン、ブリクストンに行き、生家を訪れました。

あまり馴染みのない方にはピンと来ないかもしれませんが、イギリスのミュージシャンであるデヴィッドボウイは1970代後半にドイツのベルリンに住んでいました。

音楽家のBrian Eno(ブライアン・イーノ)、そしてプロデューサーのTony Visconti(トニー・ヴィスコンティ)と共に作り上げた『Low(ロウ)』、『”Heroes”(ヒーローズ)』、『Lodger(ロジャー)』は”Berlin Trilogy(ベルリン三部作)”と呼ばれています。(ブライアンイーノについては以前テーゲル空港について書いた記事で紹介しましたね)

そんなこんなでここ、ベルリンにはデヴィッドボウイゆかりの地がけっこうあるんですが、この『ベルリン三部作』に関してはハンザ・スタジオ(レコーディングが行われた場所)について書く時にまた触れようと思います。

デヴィッドボウイの住んでいたアパートメントとその近辺について

ところで、そのデヴィッドボウイが住んでいたアパートはシェーネベルクというエリアにあります。

最寄駅はU-BahnのKleistpark(クライストパーク)。

土地勘があるわけではないのでなんとも言い難いですが、印象としては住みやすそう。

ここから歩いてすぐ、大通りに面した場所にそのアパートはあります。

この建物。

頭に書いてある “BERLINER GEDENKTAFEL” というのはBerlin memorial plaqueの意。

“In diesem Haus wohnte von 1976 bis 1978” というのはこの家に1976年から78年まで住んでいた、と。

まだまだドイツ語初心者ですが、けっこう普通に読めますね。(これに関しては推測しやすい単語が多く含まれてるから誰でも何が書かれているのかわかりそうだけど)

その下にはベルリン三部作、そして曲『Heroes』の一節、“We can be heroes, just for one day” が記されています。

こうやっていざ目の前にするとなんだか感慨深いものがありますね。

デヴィッドボウイはこの場所にイギーポップと共に暮らしていました。

この動画では当時の様子なんかを話していたり。(肝心なところで終わってしまいますが)

やってることが本当にクレイジー。

通りの様子はこんな感じ。

向かう途中にこんなチャリを発見。

カゴが作り換えられててすごいクリエイティブ。こういうのなんていうんだっけか、コンテナボックス?

あと、このアパートのすぐ近くにはもう一つ、彼らにとってゆかりのある場所があります。

それがこちら、Neues Ufer。

以前はAnderes Uferという名前だったんですが、デヴィッドボウイとイギーポップはこちらのバーによく訪れていたそう。(現在ロックダウン中なので営業しているか否かは不明)

あと全然関係ないですが、近辺を散策していたら良さげなレコードショップを発見。

左からBjork(ビョーク)、Brigitte Bardot(ブリジット・バルドー)、Tom Waits(トム・ウェイツ)、Chet Baker(チェット・ベイカー)と並んでいます。

そういえばまだEthan Hawke(イーサン・ホーク)主演の映画『Born to Be Blue(ブルーに生まれついて)』観れてないんですよね。イーサンホークのこの映画についてのインタビューはみたんですけど。

最後に

先ほども述べましたが、ベルリンにはまだまだデヴィッドボウイゆかりの地があるのでこれからも書いていくことになると思います。

また、彼のベルリン時代についてはこちらが参考になるかも。

というわけで、今回紹介するのは曲『Where Are We Now?』。

MVでは先ほど紹介したアパートも登場します。