Audibleの朗読で19世紀末英国ロンドンの世界へ【英語でシャーロックホームズ】

デジャヴの「見たことある」という感覚は別の世界にいるもう一人の自分が体験したこと?【StarTalk】

なんか久しぶり、この感じ。

今回はおなじみのStarTalkの動画を取り上げます。

その動画がこちら。

視聴者の質問を取り上げる「Cosmic Queries」。

Cosmic Queriesは以前にも何度か取り上げました。

『StarTalk』天体物理学者ニール・ドグラース・タイソンとスタンダップコメディアンのラッセル・ピーターズの対談から読み解く宇宙の神秘と英語【Everyday Astrophysics】 どの時代の人々も皆「自分たちはすごい時代に生まれた」と思っている 「最良の選択」について考える【人生は選択の連続】

今回の動画ではコメディライターのSarah Rose Siskindをゲストに迎えています。

動画の内容自体ももちろん面白いんですが、彼女のユーモアや知的な面(ハーバード卒)も垣間見れて、普段のco-hostチャックナイスとの掛け合いとはまた違った面白さがあります。

ニールとのスマートな会話のやりとりなんかも見れるので、「英語」という観点からも楽しめるのではないでしょうか。

そんなこんなでそろそろ早速本題に。

デジャヴはなぜ起こるのか

今回この動画を取り上げるきっかけとなったトピック。

それがデジャヴ。

なぜこのデジャブがきっかけとなったかというと、筆者である自分は昔からデジャヴがすごいんですよ。

本当に本当に多くて、しかも年を重ねるごとに増えていっている気がする。(多い時には隔週に一度のペースでやってくる)

一人の時も誰かといる時もデジャヴがあります。

例えば、誰かといるとき。

その人と会話している時に突然、デジャヴは訪れます。

時間帯、場所、会話の内容、すべてが一致する感覚。「うわ、この状況知っている」みたいな。明らかに前にも体験したことのある感じ。

相手が次に発する言葉すらわかるんじゃないかっていうくらい。(出てはこないけど、聞いてから頭の中で「それそれ」ってなることは全然ある)

なんかこうやって書いてるとやばいやつなんじゃないかと思われそうですが、変なものは一切やっておりません。(いたって健全)

海外に行って病みだしたとかでもないし(日本にいる時からデジャヴはある)、いわゆる霊感みたいなものも全くありません。(ホラー苦手)また特になにかを信仰しているとかもありません。

たまにデジャヴがあるくらいなら「まぁいいか」って思えるんですが、とにかくあまりにもその出現頻度が多いので最近少しこわくなってきました。

そんな理由もあって昔から「デジャヴって結局のところなんなんだろうか」という疑問がずっとありました。

そもそもデジャヴってなに?

デジャヴ、(もしくはデジャブ)はフランス語のdéjà vuのこと。

動画内でサラが言っていますが、意味は”already seen”。まだ体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことのように感じる現象のことです。

日本語だと既視感といいますね。

考えられる原因

一般的に考えられるものとしては「類似性認知メカニズムの働き」が原因なんじゃないか、と。

ようするに過去に経験した似たような出来事を思い起こし、それによって既視感が生まれるというわけです。

でも、それではつまらないじゃないですか。

結局のところ(これは動画内でもニールが発言していますが)私たちの脳は私たちが思っているよりも複雑であり、まだ現時点では解明できていないことが多いです。

そんな中で、たまたまこの動画を見ていたら視聴者からデジャヴに関する質問がありました。

デジャヴの「見たことある」という感覚は別の世界にいるもう一人の自分が体験したこと?

視聴者の質問がこれ。

“Could it be possible that a deja vu is a phenomenon where two different identical timelines in two different identical universes cross paths and creates some sort of mental link between me and my timeline and me in the alternative timeline?”

かなりぶっとんだ仮説ですね。

デジャヴとは二つの異なる同一の宇宙の二つの異なる同一のタイムラインが交差し、それによって自分、また自分のいるタイムラインと別の自分のタイムラインとの間に何かしらの精神的なつながりが作られる現象なのではないか、と。

つまりデジャヴで生じる「これ前にも起きた」という感覚は過去に自分が体験したものではなく、違う世界にいる別の自分の体験であるということです。

普段こういったものに馴染みのない方はちょっと抵抗あるかも。

もう一人の自分とはなんぞや、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これはマルチユニバース、つまりこの世界が多元宇宙であるという説のことを言っています。

理論物理学者ブライアン・グリーンが語る我々の住む世界や「時間」という概念、そして人生の見方とは【人生そのものに意味があるのではなく、自分で見い出すものなのかもしれない】

ビッグバンがユニークな現象ではなかったとしたら、もし無数に起こっているとしたらその数だけ別の(もしかしたら)少し違う自分が何人も存在するという。

ぶっとんではいるけれども、こういうのが好きな人にとってはたまらない説ですよね。まさかデジャヴで感じているのが別の世界にいる自分の体験だなんて。

しかも、ニール自身も“I don’t have a problem with that hypothesis.” と言います。

これはあり得ると。

ただ、先ほども述べましたが結局のところ私たちは「脳」について完全に理解していないので原因はわかりません。

ニールはこうも言います。“Just because something happens in your brain doesn’t mean it is the measure of an objective reality.”

“most of human curious brain phenomena does not take root in objective reality.”

視覚トリックなんていうのがありますよね、実際にそこにあるものが目で見ると違って見えるという。

要するに見えているからといってそれが100%真実ではないんですよね。

人は簡単に錯覚に陥ります。

我々に自由意志はなく、しかも人生は決まっている?【神経科学者ヘザー・ベルリンと理論物理学者ブライアン・グリーンが語る「自由意志」と「決定論」】

“We read a lot of things, we see a lot of things and we don’t retain active knowledge that they sit in our memories. We could’ve had things described to us and then we make a picture of what was described. You don’t have deja vu every place you go into. And you don’t even have it everyday. Once a week, once a month, a couple of times a year. So all of the places you’ve been in, surely there’s gonna be one that matches up with some book you read, some movie you saw.”

ということで結局原因は「類似性認知メカニズムの働き」というのが濃厚のようです。

まぁ一番これが現実的ですよね。

最後に

結論としては残念なんですが、しかし可能性もゼロではないということでなかなかロマンのある仮説なんじゃないかと思います。

自分にデジャヴが多いのはただ現在の体験と過去の似通った体験を結びつけしやすい体質なんでしょうか。

はたまた別の世界の自分と精神的なつながりが強いんでしょうか。

後者だったら面白いですけどね。

他にも隔週でデジャヴが来るなんて方はいるんだろうか。

ところで、このトピックの最後でニールは自身のデジャヴ体験の話をします。

以前、これまで一度も訪れたことのない土地で墓地の前を通り過ぎたと。

そしてその時にデジャヴを感じたそう。“I’ve seen this before.”

そのあと、その墓地を通り過ぎた時にバスドライバーの人はこう言ったそう。

“We just passed the cemetery. That was the backdrop in Michael Jackson’s the Thriller.”

その見たことのある光景はなんと、以前にマイケルジャクソンの名曲『スリラー』で見ていたんですね〜。

そんなオチなんですが、サラもすかさず “And you know the weirdest thing is, we’ve had this conversation before, Neil.” と切り返します。

さらっとこんなこと言ってみたいです。

今回の動画では他にもたくさんの興味深い質問があり、またニールとサラのやり取りも面白いのでよかったら見てみてください。

今回紹介するのはニューヨーク州ロングアイランド出身のギタリスト、Joe Satoriani(ジョー・サトリアーニ)の『Flying In a Blue Dream』。