ギタレレは最高の遊び道具になる【家のソファに置いておきたい一本】

小さいギターっていいですよね。家に置いておいても邪魔にならないし、いざ外に持ち出そうってときに気軽に持っていけるのも魅力のひとつ。

「持ち運びに便利」でいうとまず最初に思い浮かぶのがトラベルギター。有名なものだとマーチンのバックパッカーですかね。

このギターは知り合いが持っていて一度弾かせてもらったことがあります。

ただ、これは完全に個人的な意見ですが正直ルックスがあまりクールじゃないんですよね。やっぱり丸みのあるほうが「ギター」っぽくて好き。

そこでおすすめなのが『ギタレレ』です。

ギタレレとは?

簡単にいってしまえばギターとウクレレの「中間」といったところでしょうか。

ギタレレという名前はもともとヤマハがつけたシリーズの名称です。

しかし今ではギターやウクレレのように楽器の総称として使われ、数こそ多くはありませんがヤマハ以外のブランドでも作られています。

個人的にはヤマハのギタレレが価格もお手頃なので最初の一本におすすめです。

弦は6本あるので一見ギターのように見えますが、いろんな点でギターとは大きく異なります。

サイズ感と弦の種類

サイズは全長698mm(弦長433mm)で、一般的なアコギなどと比較するとかなり小さめです。手が小さい方はもしかしたらギターよりコードを押さえやすいかも。

また、ギタレレはナイロン弦を使用します。スチール弦ではないので音は静か、家で弾くのに向いていると思います。

チューニングがギターと異なる

ギタレレの開放弦での音は

6弦:A、5弦:D、4弦:G、3弦:C、2弦:E、1弦:Aです。

なので通常のギターのチューニングから4度上げた音程ということになります。ギターの5フレット目にカポした状態と考えるとわかりやすいかも。

4弦から1弦までのチューニングがウクレレと同じなので、一応ウクレレだったら演奏動画見てそのまま目コピできちゃいます。(ちょっと強引だけど)

これはウクレレだけどやろうと思えばギタレレでも弾けちゃいます。

ギタレレの魅力

家で弾くのに適してる

家で弾くとなるとやっぱり気になるのがその「音量」。

マンションやアパート暮らしで楽器を弾くと近所迷惑になってしまうことも。

エレキだったらヘッドフォンなどでどうにかなるけど、アコギだとそうはいかないですよね。

普通に弾くとけっこうな音量になるので夜などは大きな音が出ないようにやさしーく弾いたりする人も少なくないと思います。

その点ギタレレだったら問題ありません。

そうはいってももちろん楽器なので音は出るんですが、アコギに比べれば音量はかなり小さいのでそこまで気になりません。

気軽に外に持ち出せる

アコギだといざ外に持っていこうってときに少し面倒ですよね。

ギタレレだったら気軽に外に持ち出せます。

キャンプとかに持っていったら楽しそう。

というわけで「程よい音量で、かつ小さなボディ」のギタレレは室内、屋外どちらでも適応できちゃう優れものなんです。

ギタレレ購入のまえに知っておきたいこと

「ギター」 と 「ギタレレ」は別物

ギターをイメージして購入するともしかしたら後悔してしまう可能性があります。

というのもチューニングがギターと異なるので、当然ながら同じ曲でも同じようには弾けません。

ギタレレを持っている人のなかにはスチール弦を張ってギターと同じチューニングに合わせて弾く人もいるみたいです。(かなりテンション感が強くなるのでおすすめしません)

多少の音楽理論が必要になるので完全初心者には少しハードルが高いかもしれません。

なので一応ギターとは別物と考えたほうがいいと思います。

バスキングには向かないかも

バスキングとなるとアコギですら小さいボディだと鳴りが小さくなるのでロケーションによっては厳しいですよね。

ギタレレは小さい上にナイロン弦なのでバスキングには向かないかなと思います。

ボディに穴ぶちあけてピックアップ取り付けてアンプに繋げてとかやればなんとかなるかもしれませんが。

ギタレレは気軽に弾ける楽しい楽器

いろいろと書いてきましたが、やはりこのサイズ感は他にはなかなかないものだと思います。

「ギターのようなアプローチでウクレレのような音が楽しめる」ギターとウクレレの良いとこ取りのような楽器です。

ソファなどにポンと置いといて、ちょっとした空き時間に弾いてみたり。

たまには外に連れ出してみたり。

そんな家に一本置いておきたい楽器です。

あと個人的に好きな教則本がこちら。

一通りコード表などでやってみたけど、「コードが多すぎて全然覚えられない!」という方におすすめ。

また、コードをわかってるつもりの人でも目から鱗の情報がたくさんあります。