ベルリンでは様々なファストフードがありますが、ケバブもそのうちの一つ。
街中どこを歩いてもケバブ屋があります。
その中でも、常に大行列の超人気店があるんです。
それが「Mustafa’s Gemüse Kebap(ムスタファズ・ゲミューゼ・ケバブ)」というお店。
おそらくベルリン在住で知らない方はいないでしょう。
自分はこういったベタな場所に関心が薄くて。特に食事のために並んだりするのもあまり好きではないので行く気ゼロだったんですが。
知人が食べてみたいとのことだったので「せっかくだし行ってみるか」ということで訪れることに。
最寄駅はこちら、Mehringdamm(メーリンダム)駅。
エリアでいうと、クロイツベルク。
駅を出たらすぐにわかります。
というのも、目の前に異様な光景が広がっているので。
これはごく一部でもっと並んでます。すごすぎる。
とりあえず、最後尾に並んでみることに。
「HOSTEL」の文字の下に小さく見える白いものが先ほどの店舗。
これはかなりの時間待ちそう。
おしゃべりしつつも暇なのでたくさん写真を撮ってしまいました。
なかなか良いこと書いてあったり。
辺りが暗くなってきました。
一体どのくらい待ったのだろうか。時間の感覚がなくなってきた。
あともう少し…!
辺りがすっかり暗くなってきた頃、ようやくお店の前が見えてきました。
美味しそう。
ようやくメニューを拝見。
至ってシンプルでわかりやすい。
一番左に書いてあるのがこの店の看板メニュー、Döner Kebab(ドネルケバブ)っていうやつ。
ちなみにですが、自分はケバブ大好きでドイツに来てからずっと食べてます。(近所にあるローカルのケバブ屋に通いすぎて「いつもの」で注文できるレベル)
普段行くケバブ屋ではDürüm Kebab(ドゥルムケバブ、この店でいうと右に書いてあるやつ)を食べているので、もしかしたらドネルは今回初かも。
ついにこの時がやってきました。
ものすごい具沢山。野菜もたっぷりで絵力がはんぱない。
もうね、最高に美味しい。
旨すぎてびびった。
正直舐めてました。ケバブなんてどこに行ってもそんなに変わらんだろうと。
初ドネルなので他の店との違いなんかはわからないんですが、この店のものは美味しさが別次元な気がします。
味がどうこう以前に、まずムスタファズ・ゲミューゼ・ケバブのお店の印象が想像と全く異なりました。
あの長蛇の列で老舗ということもあってか、昔ながらの雰囲気でごりごりにケバブを大量生産して客をさばいているようなイメージを勝手に抱いていたんですが、イケてるスタッフが今時風の音楽をガンガンかけながらクールに、しっかりと一つ一つ丁寧に作っていました。
古臭いなんていう雰囲気は一切なく、むしろ今流行りのかっこいいお店という印象。
また、長尺の待ち時間からの絶品フードをいただくというのは他では味わえないような幸福感といいますか、満たされる感覚がありますね。
これは今まで感じたことのない感覚だったかも。
このムスタファズ・ゲミューゼ・ケバブのケバブを最大限に味わうというのは、行列に並ぶという行為も全て引っ括めての体験なのかなと思いました。
というわけで非常に大満足。来てよかったです。
自分のように行列に並ぶのは嫌だという方もいるかと思いますが、是非一度お試しあれ。