ドイツではO2のプリペイドSIMがおすすめ?【国外でもそのまま使える】

海外生活をスタートさせるとまず出くわすのがSIMカードの使い方。

日本でも格安SIMの普及によって知っている方も多いかとは思いますが、中にはドコモやソフトバンクといった大手通信事業者との契約でしかスマホを使ったことがない、という方もいるのではないでしょうか。

というわけで今回は簡単にSIMカードについてその選び方や購入方法、そして利用の仕方などをご紹介できればなと思います。

日本と同じようにドイツでも大手通信事業者、そしてMVNOに分けられます。

MVNO(仮想移動体通信事業者)とは大手キャリアの通信インフラを借りてデータ通信のサービスを提供する事業者のことで、これがようするに格安SIMなどを販売する会社ということになります。

ドイツの大手キャリアというと、O2(オーツー)やVodafone(ボーダフォン)、Telekom(テレコム)などなど。

格安SIMでいうと、REWE(レーヴェ)の「ja! mobil」やAldi(アルディ)の「Aldi Talk」が有名でしょうか。

大手キャリアを選ぶと大きく分けて「契約する」か、もしくは「プリペイドSIMを使う」かの二種類から選ぶことになります。

これは個人的な意見なんですが、「プリペイドSIM」をおすすめします。

プリペイド、と聞くと使い切ったら終わりのように聞こえますが、その後もTop up(要するにチャージすること)することでずっと使い続けることができます。

もちろん、長期で使うなら契約してしまった方がお得な場合が多いです。

より安価で良いプランを選ぶこともできるでしょう。

ただ、一度契約してしまうといざ解約しようとした際に簡単に抜けられなかったりと少々面倒なんですよね。

プリペイドであればTop upしなければいいだけなので非常にラク。

イギリスにいた頃もずっとThree(スリー)という大手キャリアのプリペイドSIMを使っていました。

あと余談ですが、これから渡独される方で日本からSIMフリーのiPhoneを持ち込もうとお考えの方はお気を付け下さい。(場合によっては使えない可能性も)

さてドイツでのSIMカード選びなんですが、自分は大手キャリアの中からO2を選ぶことに。

その理由は「電波が安定している」という点、そして「海外でもそのまま使える」という点。

正直言って「数あるSIMの中でO2が優れているのか」と言われるとよくわかりません。

ですが、今のところ安定して使えているので特に問題はないように思えます。

今回選んだポイントとしては「海外でそのまま使える」という点が一番の決め手となったかも。

実は元々は格安SIMを選ぶつもりでした。

ただ、調べてみると格安SIMだと国外に出た時に追加料金を払わないと使えないというものが多かったんですね。

欧州では基本海外に出てもそのまま使えるっていうのが一般的だと思います。

例えば自分の場合、イギリス滞在時代にフランスに旅行に行った際自動的に現地の通信会社に切り替わってそのまま使えました。(確かOrangeだったかな?)

普通に使えてしまうので渡独してからも半年以上はThreeのままでO2かVodafoneの電波を利用していました。(ちなみにですが、Threeは電波が非常に悪いのでイギリス在住者の方にはおすすめしません)

O2だったら多くのヨーロッパの国でそのまま使えるので旅行の際とかも便利だなと。

では、実際どうSIMを入手して使うのか。

基本的な流れとしてはこんな感じ。

SIMフリーのスマホを用意
店舗を訪れてSIMカードを購入

購入する際に店員さんにアクティベートしてもらいます。

使い始める

他のキャリアについてはわかりませんが、O2では4週間(28日間)利用できます。

期間が過ぎる前後にTop up

Top up方法は後述します。

使い始める

また4週間使えるようになります。

格安SIMだと自分でアクティベートさせなければいけないので、そういった点では大手キャリアだと店舗でやってもらえて非常に簡単。

プランも様々あるので、ご自身の使用頻度に合わせて選べばいいのかなと。

Top up方法については「スーパーや薬局などでVoucher(バウチャー)を購入してチャージする方法」と「ウェブサイトやアプリなどでカードを使ってチャージする方法」があります。

一つ目の方法では購入時にレシートとともに紙がもらえます。

その紙に書かれた数字をウェブサイトやアプリにて入力することでTop upできます。(イギリスも共通)

二つ目の方法は非常にラクだしイギリスでも同じようにTop upしていたんですが、自分はユーロが使えるカードだとまだRevolutしか持っておらず使えませんでした。

クレジットではなくデビットだから駄目だったのか、理由はよくわかりません。

Revolutは様々な通貨の口座を持てるし便利な一面、ドイツでメインのカードとして使うとなると大きな欠点があります。

それは「IBAN」が異なる点。

IBANというのは英字2数字18桁の口座番号みたいなもので、ドイツのIBANはDEで始まります。

しかし、RevolutはLTで始まるんですね。

これがややこしくて、支払う際にDEで始まるIBANしか使えず役に立たない場面が多々あります。

これに関してはとりあえず解決策として早めにドイツの銀行口座を開設しようかなと。

というわけで話が脱線してしまいましたが今回の記事が皆様のお役に立てればと思います。

最後に紹介するのは日本のレゲエパンクバンド、SiMの曲『KiLLiNG ME』。

いつのまにかもう十年前の曲。懐かしすぎる。