世間はクリスマスですね。
これは以前にスマホで撮ったものですが、ポツダマープラッツの様子。
こちらはモールオブベルリン。
大きなサンタがいました。
ドイツといえば、クリスマスマーケットが有名ですよね。今年は無理でしたが。
以前イギリスにいた頃はウィンターワンダーランドに行ってみたり。
イギリスのクリスマスではお店から交通機関に至るまで完全にクローズし、街は静寂に包まれます。
ドイツも似ていますが、バスや電車は動いていました。これはちょっと意外だったかな。
タイトルにもある通り、本当はクリスマスパーティを予定していました。
しかし、こういった状況もあり「大人数で集まるのは好ましくないだろう」ということで話はながれることに。
残念ですが、仕方ないですね。
ところで、以前大家やフラットメイトと集まった時に大家から面白い話を聞きました。
ドイツにはドイツ特有のクリスマスの習慣があるらしい。
それは「4本のキャンドル」に火を灯していくというもの。
クリスマスの日が来るまでの4週間前から、一週間ごとに一つずつキャンドルに火を灯していくそう。
そして最終的には4本のキャンドルに火が灯ると。
ドイツ語のリスニングが間違っていなければ(大家は早口でドイツ語を話す)、これはドイツ特有の習慣で他の国にはないそうです。
話は変わりますが、ドイツ語学習は最近は独学だけでなく教わったりもしています。
単発的なものではなくわりと定期的に教わっているんですが(自分は日本語を教えてます)、こないだちょうどクリスマスについての表現もいろいろと学んだので今回はそれを皆様とシェアしたいなと思います。
クリスマスにまつわるドイツ語表現
クリスマスといえば、やはりまずは「クリスマスツリー」でしょうか。
ドイツ語では「der Weihnachtsbaum」や「der Christbaum」、「der Tannenbaum」と三つも言い方があるみたい。
(ドイツ語では男性名詞、女性名詞、中性名詞と三種類あり、単語の意味とともに性も覚えなければいけないので先頭に定冠詞をつけて紹介します。男性名詞に付くのが「der」、女性名詞に付くのが「die」、中性名詞に付くのが「das」です)
余談ですが、der Weihnachtsbaumやder Christbaum、der Tannenbaumの全ての語尾についている「Baum」というのは木のこと。
バウムクーヘンの「バウム」ですね。「クーヘン(Kuchen)」はケーキのことです。
続いて「サンタクロース」。
サンタさんはドイツ語で「der Weihnachtsmann」です。
先ほどのクリスマスツリーのder Weihnachtsbaumと似ていますね。
「Weihnacht(Weihnachten)」というのがクリスマス、「mann」はmanの意味なので、直訳したらクリスマス男という感じでしょうか。
なので、冒頭でちらっと話したクリスマスマーケットは「der Weihnachtsmarkt」となります。
また、mannつながりでいうと、雪だるまは「der Schneemann」といいます。
以前にも紹介しましたがドイツ語の単語って一見知らないものでも、分解してみたら意外と理解できる場合があります。
ドイツ語は単語と単語がくっついているものが多いです。(よって長くなる)
これもフラットメイトから聞いた話なんですが、ドイツ語で手袋は「Handschuhe」といいます。
これがなかなか面白くて、Handは読んで字のごとく「手」なんですが、Schuheというのは「靴」を意味します。
手にする靴で「手袋」になるってちょっと斬新ですよね。
さて、続いてはアドベント(アドヴェント)。
ドイツ語では「der Advent」ですが、皆様はアドベントというのはご存知でしょうか。
アドベントとはイエス・キリストの誕生日であるクリスマスの前の期間を指し、クリスマスに向けて祝う準備期間のことをいいます。
常緑樹の枝を丸くまとめて装飾したリース4本のキャンドルとリースからなるのが「der Adventskranz(アドベントクランツ)」。
これが先ほどの大家が言っていた、4本のキャンドルに順に火を灯していくというやつですね。
クリスマスの日が来るまでの4週間前から、一週間ごとにキャンドルに火と灯していくわけですが、初めの週からそれぞれ1. Advent(第一主日)、2. Advent(第二主日)、3. Advent(第三主日)、4. Advent(第四主日)といいます。
日付にもそれぞれ名称がありますね。
12月24日は英語だとChristmas Eve(クリスマスイヴ)ですが、ドイツ語だと「Heiligabend」。
12月25日(Christmas Day)はドイツ語だと「Christtag」。
12月26日(St stephen’s day / 聖ステファノの日)は英語だとBoxing Day(ボクシング・デー)と呼ぶ方が一般的ですかね。
イギリスなど英語圏にいる人ならわかると思います。(ドイツでフラットメイトにボクシング・デーといっても通じませんでした)
で、ドイツ語で12月26日は「Stephanstag」。先ほどのChristtagもそうですが、語尾の「Tag」はday、日という意味です。
最後に
結局自分のクリスマスはフラットメイトとともに近所の公園を散歩したりしながら、帰り道にはケバブを買いつつ帰宅してからProst(乾杯)しました。
というわけで皆様良いクリスマスをお過ごしください。
Fröhliche Weihnachten!(メリークリスマス)