エスプレッソに砂糖は入れる?入れない?

これまでにもこういった話題や疑問を何度か取り上げてきました。

今回はエスプレッソに砂糖を入れるか否かの話。

まぁ結論から言ってしまえばこれは好みの問題であって、どっちでもいいんですけどね。

ただ、「どっちでもいいですよ」という結論に至るまでの過程といいますか、根拠みたいなものは知っておいても悪くないんじゃないかなと。

で、自分がここに至るまでにはいくつかの段階を経てきました。

というわけで、自分の体験談を交えながらシェアしたいと思います。

コーヒーはなんでもブラックで飲むのが正義だと思っていた

本格的にコーヒーにはまり出したくらいの時期ですかね。

コーヒーはなんでもブラックで飲むのが一番良いと思っていました。これが第一段階。

「コーヒー?ブラックでしょ」って言う人まわりにいませんか。自分も前はそう思っていました。

フィルターコーヒー(日本でいうドリップコーヒー)やエスプレッソなど、抽出方法問わずブラックで飲むという方は多いと思います。

あと、謎に「ブラックで飲むのが大人」みたいな風潮ありますよね。

海外ドラマ『Breaking Bad(ブレイキングバッド)』ではこんなワンシーンが。

父親のウォルターホワイトは息子のウォルターホワイトジュニア(a.k.a.フリン)にコーヒーを勧め、飲み方を尋ねるとフリンは “ブラックがいい”と答えます。

それに対し、ウォルターは「おお、大人になったな」みたいな表情を浮かべながら “Okay.” と答えると。(すみません、具体的な会話の文章は忘れました。確かこんな感じのやりとりだったはず)

話を戻しますが、エスプレッソ発祥のイタリアではエスプレッソに砂糖を入れるのが一般的。

少し掘り下げると、こういったイタリア系の昔ながらのカフェではロブスタ種という苦味の強く出る豆が使われています。(ロブスタ種を使うのには当時の歴史的背景などいろいろあります。長くなるのでここでは割愛)

なので砂糖を使ってその苦味を中和させるというのは理にかなっていると思います。

このロブスタ種というのは対となるアラビカ種に比べると味が劣るとされているため、あまりお目にかかることはありません。

中には高品質のロブスタ種も存在します。以前行われたスクエアマイルのカッピングイベントのものなんかそれですね。

それでも今時のコーヒーに飲み慣れている人は苦手と感じる方も多かったと思いますが。(個人的にはどちらも好き)

あとは、ベトナムコーヒーとかもそうですね。氷いっぱいにコンデンスミルク入れて飲むやつ。(これも現地で飲んだけど美味い)

というわけで、なんでもかんでもブラックで飲むのが正しいというわけではないです。(結局好みなのでどちらでも)

エスプレッソだからといって砂糖を入れるわけではない?

続いて第二段階が訪れます。

これは自分にとってはスペシャルティコーヒーに出会ったくらいの時期。

先ほど述べた通り、イタリア系のエスプレッソでは一般に砂糖を入れて飲むんですが、エスプレッソだからといってなんでもかんでも砂糖を入れればいいというわけではないんですね。

「ドリップコーヒーはブラックで飲むけれど、エスプレッソというのは砂糖を入れて飲むものなんだよ」って方おられると思います。

が、スペシャルティコーヒーで提供されるエスプレッソはそのまま飲むのが一般的。

というのは、スペシャルティコーヒーで使われる豆は豆本来の持つアロマやフレーバーが最大限に引き出されるよう焙煎、そして抽出するからです。

豆にもよりますが、チョコレートの味わいであったり、ナッツの味わいであったり。フルーティなものも存在し、そのままでも甘みを感じることのできるエスプレッソも多くあります。

なのでそこに砂糖を入れてしまうと、一気に甘さが増しコーヒー本来の味わいが楽しめなくなってしまいます。(何度もいいますが好みの問題なので最終どちらでも可)

結論どっちでも。

というわけで「砂糖摂取できるよ」って人はイタリア系のエスプレッソを飲む際に入れてみてもいいかもしれません。

自分も入れて飲みました。

スペシャルティ系だったらラテやカプチーノでも、基本的にはミルクに甘みが出るように温度などコントロールして提供するのでそのままでも。(もっと甘さ欲しかったら全然砂糖入れても問題なし)

「砂糖摂取できるよ」と書いたのには理由があって、ドイツではちょっとわからないですけど、イギリスではコーヒーに甘みは加えるけど砂糖は入れないって人けっこう多いんですよね。

ではどうするかというと砂糖の代わりにスウィートナー(甘味料)を入れます。(携帯して持ち歩いている人も多数)

カロリーとかが気になるということなんですかね。ヴィーガンフリーだったりグルテンフリーだったりいろいろあります。(これに関してはドイツも)

ちなみに、ベルリンにはコーヒーショップなのに砂糖を一切置いていないというかなり尖ったお店もあったり。

あと最後にもう一つだけ。

今回の記事でイタリア系のエスプレッソについて触れました。

これはある程度コーヒー好きの方であれば知っていることで、誰でも漠然と「イタリア」=「エスプレッソ発祥、強い味わいのコーヒー」みたいなイメージがあると思います。

確かにこの文化は今も根強く残っているんですが、今ではイタリアでもスペシャルティコーヒーを提供するコーヒーショップやコーヒーロースタリーが増えつつあります。

なので「イタリア」と聞いてトラディショナルなエスプレッソ系コーヒーしかないと思うのはもう古いかも。

イタリアにも新たなコーヒー文化が訪れ、日々進化を遂げています。

というわけで今回は”砂糖” にかけまして、紹介するのはアメリカのロックバンド、System Of A Down(システム・オブ・ア・ダウン)の曲『Sugar』。(先日15年ぶりに新曲発表されましたね。コロナなかったら今年Download Festivalで拝めたんだけど…)