たまには夜にコーヒーを飲みたい時がありますよね。
しかし夜中にカフェインはなるべく控えたいところ。
そんな時におすすめなのが「デカフェ」の豆。
カフェインゼロ、というわけではありませんが、時間を気にせず飲めるのが良いところ。
そんな感じで、自分は夜飲む時用にデカフェの豆をストックするようにしています。
今回はネットにて豆を購入。
ピックアップしにベルリンはノイケルンへ。
やってきたのはPopulus Coffee(ポピュラスコーヒー)。
これまでにも何度か紹介しました。
自家焙煎のお店なのでポピュラスコーヒーで売られている豆は基本的に「Populus Coffee」なんですが、現在それ以外に異なるブランドの名がついたコーヒー豆があるんです。
それがこちら。
「Such Good Coffee(サッチグッドコーヒー)」。
これはポピュラスのプロジェクトの一つ。
より多くの人がサステイナブルな方法で調達したコーヒーを手にとれるよう、そして原産地での経済的影響を高めることを目的として立ち上げられました。
Such Good CoffeeではPopulus Coffeeのパートナーである農園からコモディティコーヒーとマイクロロットの間のグレードの豆を扱っています。
なのでスペシャルティコーヒーのグレードでありつつも、価格が良心的というのが特徴の一つと言えるでしょう。
この度買ったのはPeace Easyというデカフェ。
メキシコの豆です。
詳細はこんな感じ。
- Farmer Community: small-holder farmers from the area of Chiapas
- Region: Chiapas
- Altitude: ~1200-1600 masl
- Variety: Mixed
- Process: Mountain water decaffeination
- Importer: Belco
- Tasting Notes: Milk chocolate, raisins, mango
Such Good Coffee自体も非常に興味深いですが、今回買った豆で面白いことがもう一つ。
それはこの豆のロースト具合。
デカフェに馴染みがあり普段から買って飲んでいるという方にはわかると思いますが、デカフェって基本的に深煎りであることが多いんですね。
しかし見てください。非常に明るいです。
北欧の浅煎りコーヒー文化の影響の強いPopulusならではでしょうか。
とはいってもこれまでイギリスやドイツなどで様々なデカフェの豆を買ってきましたが、浅煎りのデカフェの豆を見るのは初めて。
デカフェはその製法からどうしても香りや味成分が抜けがちになります。
なので深めの”焙煎”によって味付けするんですね。
そういった理由から大体多くのデカフェの豆はダークチョコレートやローストアーモンドのようなフレーバーとなります。
しかしこのSuch Good Coffeeは違うよう。これは面白い。
実際淹れてみたんですが、デカフェとは思えない味わいで非常に美味しかったです。
この日” デカフェは深煎りである” という固定概念が崩れました。
もし興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。