ドイツ・ベルリンにあるスペシャルティコーヒーを扱う有名ロースタリーでネスプレッソ用のカプセルを買ってみた

実は今年の夏にネスプレッソマシンを購入。

ダークローストの豆をイタリアンスタイルで砂糖入れて飲むのが好きな方は楽しめるとして、苦いのが苦手で浅煎りのエスプレッソが好きな人からしたら「自分には向いていないんじゃないか」と思われる方もいるかもしれません。

実際調べてみると、日本ではカプセルを扱っているインディペンデント系のロースタリー・コーヒーショップはなさそうな印象。

しかし、イギリスやドイツなどコーヒーが盛んな一部の欧州の国ではネスプレッソのカプセルを扱っているロースタリーがあるんですね。

なのでネスプレッソでも高品質な豆(すでにグラインド済みだけれども)でエスプレッソを飲むことができるんです。

ドリップコーヒーが一般的な日本に比べてエスプレッソベースのドリンクが定番なヨーロッパという土地柄でしょうか。

しかし、仮にそうだとしても「ネスプレッソのカプセルでフルーティな味わいを持つ美味しいエスプレッソを抽出できる」なんて想像できないですよね。

というわけで、ここベルリンでも数こそ少ないですがカプセルでも販売しているコーヒーショップがいくつかあるのでいろいろと買って検証してみることに。

カプセル自体は各ロースタリーによってデザインが異なりますが大体こんな感じ。

容器込みでスケールしてみると8gないくらいなので入っている豆は約7gくらいでしょうか。(豆の量も各ロースタリーによって異なる)

写真はないですが一度開けてみるとグラインドサイズはかなりファインでした。

この少ない豆の量で抽出されるエスプレッソの量を考えると納得。

というわけで前置きが長くなりましたが豆の紹介にうつります。

まずはここ。

The BARN Coffee Roasters。

ドイツで一番有名なロースタリー、コーヒーショップだと思います。

豆もこれまで何度か買ってきました。

カプセルにはブラジルの豆を使用。

バーンコーヒーはインスタントコーヒーもあります。

では抽出。

見た目は完全にエスプレッソ。

こんな手軽に飲めてしまうの素晴らしい。

ちなみに、カップはCoffee Collectiveのもの。

日本でもコーヒー業界で有名な方が紹介していたりするので知っている方も多いかも。

完成しました。

肝心の味ですが、美味しいです。

当然、挽きたての豆をちゃんとしたエスプレッソマシンで落としたエスプレッソが持つようなボディ感や複雑な味わいはありませんが、それでもクレマもあってしっかりとしたエスプレッソ感を感じられます。

なんといっても魅力はこの手軽さ。

ネスプレッソの電源を入れてカプセルを入れるだけでこのクオリティのコーヒーが飲めてしまうのは感動。

続きまして。

お馴染み、19grams。

ベルリンで人気のロースタリー、コーヒーショップ。

19gramsでは二つの豆を買ってみました。

一つ目はコスタリカのシングルオリジンでSL28、ナチュラルプロセス。

二つ目はブラジルとルワンダのブレンド。”Wild At Heart”はハウスブレンドでお店でもエスプレッソベースドリンクで使用されているもの。

90gと表記されています。

一つのバッグに15個のカプセルが入っているので豆の量は一つのカプセルにつき6gということになります。

パッケージの裏面にはおすすめの抽出量も記載されています。

6gの豆の量に対して28gから32gの湯量で抽出するって普通だと考えられないんですが、これが美味しんですよね。抽出時間もものすごい速さなのに。

ネスプレッソって不思議。

Wild At Heartもすっきりとした飲みごたえで美味しかったんですが、驚いたのがSonora SL28。

めちゃめちゃフルーティなカップでびっくりしました。

ネスプレッソでこんなにベリー系のフルーツを感じられるなんて。

19gramsはカプセルだけでも様々な種類を扱っていてお好みの豆を選べるので面白い。(なんとゲイシャのカプセルもあります)

そして最後に。

Röststätte Berlin。

こちらもベルリンで人気のロースタリー、コーヒーショップ。

Röststätteのコーヒー豆は高級志向のスーパーでも売られていたり。

確かKaDeWeでも見かけたかな。

かわいらしい箱に入っています。

とりあえず試しに10個入りのものを購入。

豆はブラジルとペルーのブレンド。

チョコレートやナッツの味わいで美味。

というわけでどのロースタリーのカプセルも味わい深くて大満足。

お家で本格的なエスプレッソを淹れるとなるとマシンを揃えたりなど手間がかかるので「もっと気軽に美味しいエスプレッソを楽しみたい」という方にネスプレッソという選択肢はかなり良いんじゃないかなと思います。