今回は先日行われたThe Global Coffee Festival 2020(グローバルコーヒーフェスティバル)について。
実はこのグローバルコーヒーフェスについての記事を書こうか書かまいか、迷ってました。というのも全ては見れてないんですよね。
全部で三日間行われたわけなんですが、とりあえず初日は後半のほうからリアルタイムで見てました。(もちろん全部ではないけれども)
で、放送されたものはアーカイブに残るだろうということで「二日目、三日目のものは後から見よう」と思っていたんですが、残らなかったですね。(初日のものは今でも見れる)
ということで、結局放送された内容全てと比較するとほとんど見れていないので「これで記事にしてもなぁ…」と思っていたんですが、まぁせっかくこうしてコーヒーについて書くブログをやっているわけだし、こんな大きいイベントについて全く触れないのもあれだな、ということで書くことにしました。
記事の内容自体はかなりざっくりしたものになってしまうんですが、せっかくイギリスにいたしそこらへんの部分も絡めながらまとめられたらなと。
The Global Coffee Festival 2020を振り返る
元々このコーヒーフェスティバルはニューヨークやロンドンなど各都市で毎年行われていました。
しかし今年はコロナの影響もあり中止、その代わりにということでこのThe Global Coffee Festival 2020が行われることに。
ということで今回オンラインで行われたグローバルコーヒーフェスなんですが、日本からはどれくらいの方々が見られたんでしょうか。
グローバルコーヒーフェスはロンドン時間で行われたので時差もありますしね。
そもそも初日の放送は平日だったので普通の人は働いていますし、朝からずっと見ていたなんて人はほとんどいないと思うんですが。
そんなグローバルコーヒーフェスは世界中のなかからコーヒーカルチャーが根付く12都市をフィーチャーして行われました。
その12都市がロンドン、ニューヨーク、パリ、ロサンゼルス、ミラン、アムステルダム、ケープタウン、サンパウロ、メルボルン、シドニー、トロント、ソウル。
開催している団体は異なりますが、日本でも青山にある国際連合大学で毎年「東京コーヒーフェスティバル」というのが行われていますよね。
自分も何度か足を運んだことがありますが、楽しいです。
コーヒーにあまり馴染みのない方だと「ロンドンでコーヒー?」って思われる方もいるかもしれませんが、ロンドンには凄まじい数のコーヒーロースタリー、そしてコーヒーショップがあります。
実際このグローバルコーヒーフェス自体もロンドンで行われました。
‘A Little Bit Obsessed About Coffee’ – Coffee Leader Interview with James Hoffmann
まず取り上げるのはSquare Mile Coffee RoastersのCo-Founder、James Hoffmannとのインタビュー。
ジェームス・ホフマン氏はYoutubeでも現在約60万人もの登録者がいて、コーヒーの内容を扱うYoutubeとしてはトップクラスです。
関係ないですが、以前Prufrockに訪れた時に偶然いらして生ホフマン氏の姿を拝めることができました。(奇跡)
で、内容のほうですがそもそも設けられている時間が短かったというのもあってか、特に真新しい情報はなかった気がします。
こういったイベントを開催するにあたって、簡単な挨拶と紹介をしたという感じ。
彼の動画は面白いのでおすすめ。
‘In Pursuit of Quality’ – Coffee Leader Interview with Tim Wendelboe
続いてはTim Wendelboe氏とのインタビュー。
コーヒー好きだったら彼の名前も知らない人はいないでしょう。
ティム・ウェンデルボー氏はノルウェー、オスロにて自身の名前を冠したコーヒーロースタリー、コーヒーショップ「Tim Wendelboe」を経営しています。北欧コーヒーといえばまずここが思い浮かぶかも。
ジェームスホフマン氏の経歴なんかは知っていたけど、ティムウェンデルボー氏については元世界バリスタチャンピオンとかそのくらいしか知らなかったのでけっこう面白かったです。彼のコーヒーに目覚めたきっかけやコーヒーに対する考え方とか。
ティムウェンデルボー氏に対しては勝手にエリートな印象を持っていたので、高校卒業後学業にはあまり関心がなくてそのままコーヒーショップで働き出した、みたいな話は意外でした。
けっこう叩き上げなキャリアだったんですね。
フィルターコーヒーを自分で淹れて飲む人で、なおかつノルウェー近辺に住んでいるなら「Tim Wendelboe」で豆を買うのおすすめかも。
というもの、彼もYoutubeをやっていてそこで毎月サブスクで購入している方用に動画を公開しています。
コーヒー自体は好きだけれども、あまり詳しくないという方は多いと思います。
動画では豆のシーズンの話から、産地やその品種の特性などいろいろと解説してくれます。
家でティムウェンデルボー氏本人の解説を見ながらコーヒーを飲むってすごい贅沢じゃないですか。
ただただ毎月コーヒー豆を買って淹れて飲むよりも、面白いコーヒー体験が得られるんじゃないかなと思います。
London’s Best Coffee
最後に、London’s Best Coffee。
この動画ではロンドンにあるおすすめのコーヒーショップを紹介しています。
まず初めに紹介されたのがRosslyn Coffee(ロズリンコーヒー)。
やはり勢いがありますね。ロンドンで人気のコーヒーショップ、場所はシティにあります。
続いて紹介されたのがOzone Coffee(オゾンコーヒー)。
Ozone Coffeeもロンドンで人気のコーヒーロースタリー、コーヒーショップ。
元々はニュージランドで生まれたコーヒーショップで、ロンドンだとBethnal Green(ベスナルグリーン)、他にもいくつか店舗があります。
続いて、Allpress Espresso(オールプレスエスプレッソ)。
場所はHackney(ハックニー)。ハックニーはおしゃれなお店、レストランがたくさんあって若者に人気のエリア。
Allpressは東京にも店舗があってそちらには行ったことあるんですが、ロンドンでは行ったことないです。
はい、清澄白河ですね。今でこそ清澄白河ってコーヒーの聖地みたいになってますけど、ずっと東京にいた身としては最初その話を聞いた時に「え、清澄白河が??」って違和感を覚えた記憶があります。
続いて、Bar Tarmini(バータルミ二)。
Soho(ソーホー)で人気のカフェバー。
こちらも訪れたことないですね。この動画で初めて知りました。イタリアン系のコーヒーですね。
ここではありませんが、Sohoには他にも古くからあるイタリアン系のコーヒーが飲める良いカフェがあります。
続いて、Kapihan(カピハン)。
場所はBattersea。こちらもこの動画で知りました。
雰囲気良さそう。次にロンドンに訪れた際にぜひ訪れてみたいです。
続いて、The Gentlemen Baristas(ジェントルマンバリスタ)。
動画で紹介されているのはLondon Bridgeにある店舗ですが、他にもいくつか店舗があります。
続いて、Origin Coffee(オリジンコーヒー)。
動画で紹介されているのはShoreditch(ショーディッチ)にある店舗ですが、こちらも他にいくつか店舗があります。
これまで特に記事にしなかったけど、こちらはSouthwark(サザーク)にある店舗に訪れた時の写真。
あとオリジンのコーヒーは大英図書館でも飲めます。
続いて、Look Mum No Hands。
場所はClerkenwell。
Look Mum No Handsは行ったことないんですが、有名なコーヒーショップです。バイクと結びついたコーヒーショップってけっこうあるんですよね。
ケンプリッジでもそういったコーヒーショップは見かけました。
続いて、Grind(グラインド)。
場所はShoreditch。こちらも人気のコーヒーショップ。(行ったことないけど)
続いて、Prufrock Coffee(プルフロックコーヒー)。
場所はClerkenwell。
ロンドンでコーヒーといえば、ここでしょうか。
Square Mileだけでなく、いろんなロースターの豆を取り扱っているので行ってみると面白いです。
続いて、Saint Espresso(セイントエスプレッソ)。
場所はCamden(カムデン)。カムデンは音楽好きだったらチェックしておきたい場所かも。
カムデンにある店舗は行ったことないんですが、Baker Street(ベーカーストリート)にある店舗には訪れたことがあります。
こちらが行った時の写真。
美味しいコーヒーが飲めます。
最後に紹介されたのがVardo(ヴァルド)。
場所はChelsea。
近年できたカフェ、レストランのようです。豆はCaravanの豆を使用しているみたい。
最後に
たくさんの動画があり、取り上げきれないのでこの辺で。
この他にもClimpson & Sonsのバリスタの方がエスプレッソベースのコーヒーの作り方を紹介していたり、
とにかく盛りだくさんの内容です。
今年はオンラインで開催することとなったコーヒーフェスですが、来年はニューヨークやロンドン、アムステルダムなど各都市で開催が予定されているようで。
まだどうなるかわからないですが、ぜひ訪れたいところですね。
今回紹介するのはロサンゼルス出身のジャズ・フュージョンギタリスト、Paul Jackson Jr.(ポール・ジャクソン・ジュニア)の『The workout』。